今日は合宿最終日でお昼まで練習
その後みんなで合宿所を掃除


「お疲れでした」

キャプテンの号令とともにみんなで叫ぶ

「この合宿で一番頑張ってくれた
マネージャーの小嶋さん
去年も今年も手伝ってくれた前田さんと高橋さんに礼!」

「ありがとうございました!!」

突然のお礼に驚きと恥ずかしさで顔が赤くなった


今日はまだ明るいからみんなそこで解散

「カラオケ行く人こっちね宮澤さんが参加者を募ってる」

「陽菜も行こうよ」

同級生に誘われたけどもともと体力のない陽菜は
凄く疲れていて早く家に帰りたかったから

「ごめん帰るね」

そういって駅に向かって歩きだす

もちろん帰る先輩もいるから一緒に


「にゃんにゃんお疲れ(∵)」

「あっちゃんお疲れ様でした
たかみなさんもお疲れ様でした」

自転車を押して歩いてきた二人
優子先輩はいないからきっとカラオケに行くんだと思う

「明日クラブ休みでしょ?」

「はい」

「今日は私も早く帰って昼寝したいから無理だけど
明日カラオケ行かない?」

「明日ですか?」

どうしよう、家で一日ゴロゴロしたかったんだけど
断る理由が見つからない・・・悩んでいると


「何話してるの(-∀-`) 」

「優子先輩(汗)」


立ち止まって話していたら
自転車に乗って目の前に現れたからビックリした


「せっかく仲良くなったからさ
お疲れ様会しようかなと思ってカラオケに誘ってる所」

「えぇーいいなぁー私も混ぜてよ」

「優子は今から行くんでしょ」

「今日は帰って掃除しないと多分お父さんしてないからさ」

「・・・・・・(бвб)」

「あ、うちお父さんとお兄ちゃんの三人暮らしで
女は私しかいないんだだから家事は私の役目」


知らなかった・・・・

「あ、気にしないで私、料理とか掃除好きだから全然苦じゃなの」

「凄いですね、私なーんにも出来なくて
合宿の料理だってほとんどたかみなさんが作って下さってたし・・」

「そんな事ないよ、にゃんにゃんが手伝ってくれなかったら
あんなに早くできんかったで」

「私も手伝ったんだけど(∵)」

「そ、そうだね、敦子とにゃんにゃんが手伝ってくれたからやな(汗)」

「アハハ(-∀-`) たかみなも料理上手だもんね
あっちゃんとにゃんにゃんは食べる専門でいいじゃん
私達が作ってあげるよねたかみな」

「お、おう('A`)」

「じゃーさ、カラオケ行って夕飯は優子の家で食べよう」

「いいよ、にゃんにゃんは何食べたい?」


なんか展開が急すぎてついて行けないでいると

「ところでいつの間に仲良くなってんの?
みんなの前では陽菜ちゃん、て呼んでたのに
今にゃんにゃん呼びしてたよね」

「げっ・・・しまった(汗)」


下をペロッと出して

「あっちゃん達がお菓子食べてた時だよねぇ」

「は、はい」

「ふ〜ん・・・・まあいいけど」

「よし決まり、たかみな悪いけど私の荷物持って帰って
玄関の横に置いといてくれる?」

「いいけど、優子どっかいくんか?」

「にゃんにゃんを家まで送り届けてくる(-∀-`) 」

「い、いいです電車で帰りますから(汗)」

「電車より自転車の方が早いの知ってるでしょ」

「そうですけど優子先輩が帰るの遅くなるから(汗)」

「いいじゃん送って貰いなよ
頑張ったんだからご褒美だと思ってさ」

「で、でも(汗)」

「ほら乗って」

腕を引っ張られ荷物を取られた

「乗らないと鞄返さないよ(-∀-`) 」

「ありがとうございます」


二度目の自転車の後ろ・・・

「しっかりつかまっててね(-∀-`) 」

細い腰に腕を回す

みんな同じ洗剤で洗濯していたはずなのに
優子先輩の匂いがした