いつまでもいつでも

「にゃんにゃん何飲む？
優子はオレンジジュースでいいよね」

「私は・・・アイスレモンティーお願いします」

「うわっオッシャレ―(∵)」

「そんな事・・・（汗）」

「たかみななんていつもコーラだよ
野郎じゃんねぇ」

「なんでやねん、敦子だってコーラ飲んでるやろ」

「それは付き合ってあげてるだけだよ」

「別につきあってくれへんでもいいわ（怒）」

「・・・・・・・（怒）」

「うそです・・・付き合って下さい」


この二人ってすごく面白い
たかみなさんの方がいつも尻に敷かれていて・・・
優子先輩もだけど
年下のあっちゃんが一番強い感じかな

「食べ物適当に頼むからね」

そう言うと注文パッドをポチポチして頼んでる

「にゃんにゃん何歌う？」

「私は最後でいいです（汗）」

「あぁー一番は歌いにくいよね
じゃーたかみなよろしく」

三人でよく来ているのか
たかみなさんがみんなの歌う歌を入れ
マイクを持ちながら私の前にリモコンを置いた

どうしよう・・・歌は好き
いつもはアイドルの歌を歌うんだけど引かれるかな・・・

かかった曲は陽菜の知らない曲で

気持ちよさそうに歌い上げてるたかみなさん
次はあっちゃんでしっとり歌い上げてるんだけど

みんな上手い・・・・

次は優子先輩

・・・・え？この曲って・・・

二人が立ち上がって空いたスペースへ行き
三人真顔で踊り出した

優子先輩の声・・・ハマっちゃう（汗）

つい体がノッテしまい・・・

「にゃんにゃん知ってるんだったら踊ろ(-∀-`) 」


途中で前へ引っ張り出された

誰も見てないし・・・踊っちゃえ！


踊り終えると次の曲が何も入ってないわけで・・

「まだ入れてなかったんだ、ごめんね(;´-∀-)」

「いいじゃん休憩して飲み食いしよ(∵)」

少し汗をかいたから冷たいドリンクが美味しい

「この間に曲入れれば、いつも何歌うの？」

「優子先輩さっきの歌のグループ好きなんですか？」

「いい歌でしょ、踊りもかっこいいし
他のグループもいい歌あるから結構歌うよ」

他のグループ・・・一緒だったらいいなぁ・・・

予約ボタンを押しテレビ画面に曲が出ると

「え、マジ」

やっぱり引かれたかな・・・

「私もこの歌好きなんだ(-∀-`) 」

うそ・・・嬉しい

「一緒に歌って下さい」

そう言ってもう一つのマイクを渡す

「私踊るからにゃんにゃん歌って」

陽菜が歌って優子先輩が踊ってるなんて夢みたい

こんな幸せでいいのかな・・・
これが最後でこの後不幸な事が起こる！なんて事無いよね（汗）


「にゃんにゃん歌上手いじゃん(∵)」

「そんな事ないです、あっちゃんの方が上手いです」

「やばい私が一番ヘタじゃん(;´-∀-)」

「全然下手じゃないですよ
ハスキーな声が凄くセクシーです(бвб)」

「・・・・・・なんか照れる(-∀-`) 」

「イチャイチャすんなよ(∵)」


しまった（汗）あっちゃん気を悪くしちゃったかな・・


「イチャイチャなんかしてないよねぇ
あっちゃん食べるのに一生懸命だから
次の曲先に入れちゃおう、何歌う？」

「優子先輩の好きな歌で・・・・」

「もしかしてこのグループ好きなの？」

「私アイドルが好きで・・・引きますよね（汗）」

「なんで？私も好きだよ、可愛い子いっぱいいるもんね」

「そうなんです！」

「じゃーさ、この曲知ってる？」

「はい！それも大好きな一曲です」


それから優子先輩とほとんど一緒に歌った


「楽しかった、また来ようね(-∀-`)」

「はい！」


どうしよう・・・どんどん好きになっちゃう

報われない恋だけど
クラブの間くらいは近くにいたい・・・

それくらいいいよね？