もちろん次の日からいきなり宿題をするわけもなく
一日目はダラダラして過ごした
二日目は少しだけ机に向かい・・・・
眠くなったから横のベットに入ってお昼寝したから
なかなか寝れなくて
夜遅くまで深夜番組を見て
お昼近くに起きる
その繰り返しで過ごした五日目
「ピンポーン」
来客を知らせる合図
お母さんがいるから気にせずテレビを見ていると
「陽菜!前田さんと高橋さんが来てくださったわよ」
うそ・・・今部屋に来られたらやばい事になる
こんな部屋見せられないし(汗)
「すぐ降りる」
流石はママ、この言葉だけでリビングに通しておいてくれた
足をつけても激痛は走らなくなったけど
まだ痛いから杖をついて降りて行く
「こんにちは」
「あ、本当に松葉づえついてるんだ(∵)」
「はい、まだ少し痛むので」
「ケーキ持ってきてくださったから出すわね」
「ありがとうございます」
「気にしなくていいよ
敦子が食べたいだけやから」
「たかみなは帰れ」
「なんでやねん」
「今日は女子だけの会だからだよ」
「高橋さんて男性なんですか?」
「ママ(汗)髪の毛くくってるから」
「そうよね、びっくりしたわ(笑)」
「もういいからあっち行ってて」
ついでに部屋を片付けてきてくれたらうれしんだけど
ここでは言えないから困る
「どうされたんですか?」
「ん?・・・あぁ・・・優子がさ
にゃんにゃん退屈だと思うから
暇だったら遊びに行ってあげてって言うから来た」
「優子先輩が・・・」
「急に休むって言われたって気にしてたよ」
「優子先輩は何も気にしなくていいのに」
「だって朝のっけて行ったのに
帰りは振られて次の日から休むって
どう考えても優子のせいでしょ?」
「違います!、優子先輩は悪くないです
私が軽率だったから・・・
もし先輩に何かあったら責任取れませんから」
「誰かにそう言われたんだ(∵)」
あっちゃんのまっすぐな目に見られたら嘘が付けず
「・・・・・・」
コクンと頷いた
「そんな事気にしなくていいのに
もし何かあっても優子から言いだしたんだから
優子のせいじゃん」
「いえ、私が断ればよかったんです」
「でも、断れなかったんだよね
行きたかったんでしょ?」
クラブにというより、優子先輩のいる所にだけど・・・
「家にいる方がほとんど足を使わないから
早く治りそうです(笑)」
「それならよかったけど・・・」
あっちゃんに見られると
全部見透かされそうだからあまり目を見れない
だからつい、たかみなさんを見てしまう
「・・・・・('A`)」
「何赤くなってんだよ(怒)」
「べ、別に赤くなってないやん(汗)」
「にゃんにゃんこんなの好きなの?」
「こんなのってなんやねん(怒)」
「私は皆さんが好きです(бвб) 」
「・・・まあいいけど」
嘘じゃないもん、あっちゃんもたかみなさんも好き
でも優子先輩はもっと好き・・・
「さーて、ケーキも食べた事だし帰ろうかな」
「敦子はケーキ食べに来たんか」
「お見舞いと言えばケーキだろ」
立ち上がって帰るのかと思ったら陽菜の横に座ると
スマホを出し
「もっと頬引っ付けて・・・はい(カシャ)」
「・・・・・?」
「うん、二人共可愛いからこれで良し」
そう言ってスマホをなおすと
「ほら行くよ」
「私も入れてや」
「たかみなはいいんだよ」
「なんでや(汗)」
「にゃんにゃんの写真見てニタニタしてたらきもいだろ」
「そんな事せえへんわ」
「絶対にかよ(∵)」
「・・・・・・・帰るか」
正直すぎるたかみなさん(笑)
立ち上がろうとしたら
「にゃんにゃんはここでいいよ
おばさん、お邪魔しました」
そう言ってママに声をかけ帰って行った
結局何をしに来たんだろう
様子を見に来てくれただけなのかな?