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先輩 24

もちろん次の日からいきなり宿題をするわけもなく
一日目はダラダラして過ごした

二日目は少しだけ机に向かい・・・・
眠くなったから横のベットに入ってお昼寝したから
なかなか寝れなくて
夜遅くまで深夜番組を見て
お昼近くに起きる

その繰り返しで過ごした五日目

「ピンポーン」

来客を知らせる合図

お母さんがいるから気にせずテレビを見ていると

「陽菜!前田さんと高橋さんが来てくださったわよ」

うそ・・・今部屋に来られたらやばい事になる
こんな部屋見せられないし(汗)

「すぐ降りる」


流石はママ、この言葉だけでリビングに通しておいてくれた

足をつけても激痛は走らなくなったけど
まだ痛いから杖をついて降りて行く

「こんにちは」

「あ、本当に松葉づえついてるんだ(∵)」

「はい、まだ少し痛むので」

「ケーキ持ってきてくださったから出すわね」

「ありがとうございます」

「気にしなくていいよ
敦子が食べたいだけやから」

「たかみなは帰れ」

「なんでやねん」

「今日は女子だけの会だからだよ」

「高橋さんて男性なんですか?」

「ママ(汗)髪の毛くくってるから」

「そうよね、びっくりしたわ(笑)」

「もういいからあっち行ってて」

ついでに部屋を片付けてきてくれたらうれしんだけど
ここでは言えないから困る

「どうされたんですか?」

「ん?・・・あぁ・・・優子がさ
にゃんにゃん退屈だと思うから
暇だったら遊びに行ってあげてって言うから来た」


「優子先輩が・・・」

「急に休むって言われたって気にしてたよ」

「優子先輩は何も気にしなくていいのに」

「だって朝のっけて行ったのに
帰りは振られて次の日から休むって
どう考えても優子のせいでしょ?」

「違います!、優子先輩は悪くないです
私が軽率だったから・・・
もし先輩に何かあったら責任取れませんから」

「誰かにそう言われたんだ(∵)」


あっちゃんのまっすぐな目に見られたら嘘が付けず

「・・・・・・」

コクンと頷いた

「そんな事気にしなくていいのに
もし何かあっても優子から言いだしたんだから
優子のせいじゃん」

「いえ、私が断ればよかったんです」

「でも、断れなかったんだよね
行きたかったんでしょ?」


クラブにというより、優子先輩のいる所にだけど・・・

「家にいる方がほとんど足を使わないから
早く治りそうです(笑)」

「それならよかったけど・・・」


あっちゃんに見られると
全部見透かされそうだからあまり目を見れない
だからつい、たかみなさんを見てしまう

「・・・・・('A`)」

「何赤くなってんだよ(怒)」

「べ、別に赤くなってないやん(汗)」

「にゃんにゃんこんなの好きなの?」

「こんなのってなんやねん(怒)」

「私は皆さんが好きです(бвб) 」

「・・・まあいいけど」


嘘じゃないもん、あっちゃんもたかみなさんも好き
でも優子先輩はもっと好き・・・

「さーて、ケーキも食べた事だし帰ろうかな」

「敦子はケーキ食べに来たんか」

「お見舞いと言えばケーキだろ」

立ち上がって帰るのかと思ったら陽菜の横に座ると
スマホを出し

「もっと頬引っ付けて・・・はい(カシャ)」

「・・・・・?」

「うん、二人共可愛いからこれで良し」

そう言ってスマホをなおすと

「ほら行くよ」

「私も入れてや」

「たかみなはいいんだよ」

「なんでや(汗)」

「にゃんにゃんの写真見てニタニタしてたらきもいだろ」

「そんな事せえへんわ」

「絶対にかよ(∵)」

「・・・・・・・帰るか」

正直すぎるたかみなさん(笑)

立ち上がろうとしたら


「にゃんにゃんはここでいいよ
おばさん、お邪魔しました」

そう言ってママに声をかけ帰って行った

結局何をしに来たんだろう
様子を見に来てくれただけなのかな?
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