有言実行と言う言葉はこの人の為にあるのかもしれない


「優勝おめでとうございます」

「アハッありがとう」

「大会新記録だって?
今までの奴どれだけ遅かったんだよぅ」

「優ちゃんが速いんやで」

「わかってるよ(怒)」

「なんで怒られるん('A`)」


山本先輩も二位で本国体出場を決めた

和美はダメだったけど
来年に向けていい経験になったし
自信にもつながったのは陽菜のおかげ

と言って戻ってきていきなりハグしてきたからびっくりした

後は秋元先輩が出場を決めただけ
陽菜の高校からは三人が本国体に出場する


去年は優子先輩だけだったらしいから凄い事だよね

で、試合の帰り二年生と三年生だけで
話があるから何処かへ寄るんだって


だから一年生とあっちゃんとたかみなさんで
ファミレスにおやつ食べに来てたんだけど

そろそろ帰ろっかって言ってたら優子先輩が入って来て
あっちゃん以外はみんな驚いてたから
たぶんあっちゃんと連絡し合ってたんだと思うとまた凹む


「もう帰るの?」

「たかみながお金なくなったから帰る」

「敦子が無いから貸してくれって言ったからやろ」

「あはは、ドリンクバーなんでしょ?」

「そうだよ」

「じゃー私がポテトを注文するから
もう少し付き合ってよ」

「仕方ないなぁー(∵)」


仲いいなぁ〜・・・・


「あのう、親に夕方には帰るって言ってあるので(汗)」

「いいよ、無理強いはしないから
お疲れ様、あ、宿題する日決めた?」


「お前忘れてただろ(怒)」

「敦子も忘れてたやん(汗)」


「二人に任せたのが間違いだった
陽菜ちゃんに言っておけばよかったね」

「私もすぐ忘れますから(汗)」

「明日は疲れてるからゆっくり寝るとして
明後日の予定はどうかな?」

「家はいつでも大丈夫です」

ママに部屋を掃除してもらわなきゃ(汗)

「他の子達も強制じゃないよ
来れる人だけでいいからね(-∀-`) 」

「はい」

「お昼食べてからの方がいいから1時からにしよっか」

「はい、では失礼します」

みんなで帰ろうとしたら

「にゃんにゃんも帰るの?
まだ大丈夫でしょ」

あっちゃんに呼び止められどうしようか悩んでいると

「陽菜は大丈夫ですのでよろしくお願いします」

和美が陽菜の背中をトンと押して頭を下げると
みんなでお願いしますと言ってくれて・・・

ビックリして振り返ると
先輩たちから見えないようにウインクして出て行った


「責任持って送るから(-∀-`)」

優子先輩は疲れていると思いますし
7時くらいまで明るいので大丈夫です」

「あはは、またフラレてやんの(∵)」

「私嫌われちゃってるのかな(;´-∀-)」

「そ、そ、そんな事無いです!」

「そんなに力入れ無くても(笑)
それだったら良かった
やっぱり1年生と3年生だから気を使うもんね」

「気を使うほどの人間じゃないのに(∵)」

「敦子は幼馴染やからやろ
年上には気を使うのが普通やん」

「私は普通じゃないった言うのかよぅ(怒)」

「あ、いや・・・思いっきり普通です」

「私が普通なわけ無いだろ」

「どっちやねん(涙)」


「ふふふ(бвб)」

「この二人面白いでしょ(-∀-`)」

「はい、凄くいいコンビだと思います」

「同じ幼馴染として羨ましいよ」

「え?(бвб)」

「へぇ?(-∀-`)」


それってヤキモチを妬いてるってことなのかな?

「私だって幼馴染なのにたかみなを選ぶなんてひどいでしょ
まあ、昔っからあっちゃんは妹としか思えなかったんだけどさ」


陽菜の耳がおかしくなったの?
それとも願望がそう聞こえさせてるのかな(бвб)


「にゃんにゃんボートしてるけど大丈夫?」

あっちゃんの声に我に返った陽菜

「は、陽菜もう帰らなきゃ(汗)」

「どうしたの急に(汗)」

「疲れが出てきたみたいでなんか変なんです」

「大丈夫?送っていこうか」

「いえ、まだ明るいので・・・
失礼します」

お金はさっき集めたから陽菜の支払いは終わってる

立ち上がってバックを持ち出口へ向かった