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先輩 15

東京駅の新幹線乗り場の改札で待ち合わせね
と言われて簡単に返事しちゃったんだけど

1人で東京駅にきたことなかったんだった
どうしよう、広すぎてわかんないよ(涙)

駅員さんに聞いたほうが速いよね・・・
さっき出てきた改札に戻ろうとしたら

「にゃんにゃん」

あぁ・・・この先輩はなんで陽菜の心をつかむことばかりするんだろう
どんどん好きになっちゃうじゃん
諦めなきゃいけないのに・・・

「優子先輩」

「見つかってよかった
携帯番号聞いてなくて連絡しようがないし焦ったよ(;´-∀-)」

「迷惑ばっかりかけてすみません・・・」

「こっちだよ行こう」

そう言って手を握ると引っ張って歩いて行く

「あ、切符まだ買って無くて・・・」

「うちの駅の近くにチケット屋があって
丁度四枚あっあからにゃんにゃんの分も買ってきたんだ」

そう言って陽菜に渡そうとするから

「でも先輩の帰りのチケットにすれば・・・」

「大阪にもあると思うから
そこでまた買えばいいじゃん(-∀-`) 」

「でも無かったら」

「その時はその時、
にゃんにゃんは気にしなくていいんだよ」

「ありがとうございます」

東海道新幹線改札口に行くと

「にゃんにゃん見つかったんだ良かった(∵)」

「すみませんでした(汗)」

「あれだけ一緒に居たのにたかみなが番号聞いてないし
LINEも交換してなかったんだからびっくりだよね」

「何でうちのせいなん
同じ学校やねんから敦子が聞けばいいやん」

「はぁ?誰に向かって言ってんだよ(怒)」

「にゃ、にゃんにゃん後から交換しよ(汗)」

「大島さんも知りたいからみんなでLINE交換して
グループ作ろうよ、何かあったらそれに連絡いれればいいし」


優子先輩とLINEで繋がれるなんて夢みたい


「にゃんにゃん朝ごはん食べて来た?」

「早かったので軽くだけ」

「何か買って乗ろっか、お昼はUSJで食べるとして
それまでだいぶ時間あるからさ
あっちゃんは到底持たないしね(笑)」

「えーと・・・
サンドイッチ作って来たので良かったら食べて下さい」

「え!?にゃんにゃんが作ったの?」

「お母さんにも手伝ってもらいました」

殆どお母さんが作ったんだけどね(汗)
陽菜はパンにからしバターとマヨネーズを付けて
お母さんが作ってくれた卵や切ってくれたトマトを乗せただけ
仕上げはお母さんだから形も恥ずかしくない

「朝早かったのに有難う
お菓子もあるし飲み物だけ買って乗ろう(-∀-`) 」


喜んでもらえてよかった、
でも三時間しか寝てないから新幹線の中で寝ちゃったらどうしよう(汗)


指定席に変えようと窓口へ行くと
前後で四人分空いて無くて

自由席の方へ並ぶことにした
三番目に並んでたから入ってすぐの二人座席の前後がとれ
向かい合わせにして座る

「あ、あのう・・・私が隣でいいんですか?」

「ごめん嫌だった?(;´-∀-)」

「嫌だなんて、そんな事無いです(汗)」


あっちゃんが隣だと
当たり前に思ってたから動揺を隠せない

でも・・・目の前に座られた方が目のやり場に困ったかも
向かい合わせになるより隣の方でよかった(бвб)


「にゃんにゃん食べよ(∵)」

「え!?もう食べるん?
もう少し立ってからのほうがいいんちゃう?」

「だめなのかよぅ(怒)」

「早めに食べておいたほうが
お昼に食い込まないから良いですよね
美味しくないかもですけどどうぞ」

「わぁ〜美味しそうじゃんいただきます(-∀-`)」

「・・・・・・(бвб)」

「ん!美味しい♪あっちゃん美味しいよね」

「(モグモグ)・・・ん・・・(もぐもぐ)」

「アハッあっちゃんが無言で食べてる時は美味しいときなんだよ
まずかったら文句言うもんね」

「ひとくち食べてたかみなあげる!
と言ってきた時は不味いものの時
美味しい時は絶対くれんもん」

「当たり前だろ(モグモグ)(∵)」

「よかったです(бвб)」


それから何処を回るか携帯で調べ
順番を決めていく

「にゃんにゃんが絶対に乗りたいのはどれ?」

「私は・・・・初めてなので皆さんについていきます」

「そんなこと言ってたら全部あっちゃんの乗りたいのになるよ」

「それでいいです」

「有名所は全部回るつもりだから(∵)」

「はい(бвб)」


食べて話していたのは始めの30分ほどで
後はみんな携帯を触ったり自分の事をしだしたから
陽菜も携帯でゲームをすることにしたんだけど
同じことの繰り返しだからまぶたがだんだん降りてきて
頑張ってたんだけど寝ちゃってたみたい

だって目を開けた時、右に傾いていた体
斜め前に見えるのは優子先輩が読んでいる本

という事は・・・

「すみません(汗)」

慌てて体を元に戻す

前の二人も寝ていて優子先輩だけ起きてたみたい

「大丈夫だよ(-∀-`)」

「で、でも先輩にもたれかかるなんて(汗)」

「変なおじさんに肩を貸すのは嫌だけど
にゃんにゃんならいつでも貸しちゃう(笑)」

「こ、今度は私が」

「アハッその時はお願いします(笑)」


その時京都というアナウンス

「あと少しで着くね
私トイレ行ってくるから荷物見ててね」


やっぱり陽菜がも垂れてたから行けなかったのかな(汗)
起こしてくれればよかったのに、優しいなー・・・



乗り換えもスムーズに行き開園前に着いてチケット売り場に並ぶ

「やっぱり混んでるね
私買いに行ってくるから三人は並んでて」

「私が行きます」

先輩に行かせるなんてダメだよね

「気にしないで、今日と明日は先輩後輩なしのほうが楽しめるよ」

「でも・・・・」

「そうそう、私たちは並ぼう
優子よろしく(∵)」

あっちゃんに引っ張られ入場ゲートに並んだ





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