麻里ちゃんが優ちゃんのしっぽを何度も踏むから
真剣にイラッとした

人間の姿になるとしっぽも少しだけ大きくなりよりいっそふわっとなる

嬉しい時は犬のときみたいにパタパタふるからすごく可愛いの(бвб)

必死に腰を振ってる時に見えるしっぽは
ピンと立っていてかっこいいし・・・・

もし尻尾がなくなっちゃったら寂しいかも・・・・・


にしても今日の優ちゃんは張り切りすぎ(笑)
ちゃんと匂いを嗅ぎ分けてるのかって思うほど
飛びはねながら仕事してるように見えたんだもん

でもちゃんと怪しい荷物のところでは
立ち止まり真剣に匂いを嗅いでる姿は頼もしい(бвб)


今日は久しぶりに・・・・・

楽しみにしてる陽菜もいて恥ずかしい




玄関の鍵を開けると一目散にソファーの自分の位置へ行き
丸まって寝ようとする優ちゃん
まだ陽が落ちきってないのにね(笑)

「まだ早いよ(бвб)」

「ワフン(-∀-`)」

そんな事ないぜって言う顔をして目を閉じるから
陽菜は二人分の食事の用意を始める

野性だからか人間になっても肉好きは変わらないんだけど
ハンバーグに目覚めてくれて助かってる

ブロック肉ばかりだと先立つものが(汗)


だから今日はハンバーグ


フライパンに油を敷焼き始めると部屋が暗くなっていたことに気が付き
電気をつけようとリビングへ行くと


「あ・・・・・・変わって行く・・・」


人間の姿に変化していく優ちゃん
何度見ても不思議な光景だ

裸で丸まって眠る姿がまた可愛い

「ふふ、耳としっぽ」

これがあるから余計に可愛いんだと思う

上からブランケットをかけ夕飯の準備に戻る

サラダとスープを用意して焼き上がったハンバーグをお皿に乗せた頃
匂いにつられて起き出す優ちゃん


「ふわぁぁー・・・いい匂いぜ(-∀-`)」

「ふふ、ちょうど出来たよ」

「わぉーハンバーグ♪」


裸のまま駆け寄ってくる優ちゃんのしっぽは
嬉しいからか全力で左右に揺れている


「着るもの用意してあったでしょ」

「あ、そうだったぜ
でもその前にウッ」

口を尖らせキスしてとおねだりしてくるから
チュッと軽くしてあげたら
スキップしながら着替えに行った

・・・・・犬もスキップできるんだ・・・

あ、人間になってるからか(笑)



ご飯をお腹いっぱい食べ
お風呂も一緒に入り・・・もちろんオサワリは待て状態(笑)

そしてやっと・・・


「はぁ・・・にゃんにゃんのこの柔らかい肌に
肉球で触れてもいまいちだし
こうやって包み込めねえもんなぁー
人間て最高ぜ(-∀-`)」


なーんて人間を噛み締めながら
陽菜のことを精一杯抱いてくれた優ちゃん


なのに・・・・・・

その日を境に
人間の姿になることが出来なくなった