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先輩と後輩から・・・ 7

「陽菜良かったの?」

同じ方角へ帰る同級生のひーちゃんが話しかけてきた


「うん、なんかやばかったから・・・」

「陽菜っておっとりしてるのにそういう空気を読む能力凄いよね」

「そうかな、自分ではわかんない」

「そこがまたいいよね、あ、私こっちだから
じゃーまた明後日練習で」

「うん、バイバイ」

明日はクラブが休み、そして優子先輩が行っちゃう日
夕方に帰るって言ってたから
帰る前に一瞬でもいいから会いたいな・・・


「ただいま」

「あら遅くなるんじゃなかったの」

「予定が変更になったの!家で夕飯食べるから」

「はいはい」


ホントだったら今ごろ優子先輩とショッピングして
夕飯食べて遊んでるはずだったのに
なんで自分の部屋にいるんだろう・・・


「はぁ・・・・」


ベットに寝転んでいたらいつの間にか寝てしまってたみたいで


「陽菜、ご飯できたわよ」


下からお母さんの呼ぶ声に目が覚め時計を見ると7時

2時間も寝ちゃってた(汗)

スマホを取りLINEをチェックしようと思ったら
優子先輩からの大量通知


(ほんとゴメンね)
(大きな部屋空いていて一部屋でカラオケ中)
(一応2時間の予定)
(にゃんにゃんスマホ見てー)
(夕飯食べに行こう)
(佐江が勝手に延長しやがった)
(30分で絶対に終わらせる)
(怒ってるのかな?)
(それとも電池切れかな?)
(もし見たらLINEしてね)


やばい入ってから2時間半っていったらもう過ぎてるじゃん(汗)

(すみません帰ってすぐ寝ちゃって今起きました)

嘘ついても仕方がないから本当のことを書くと
すぐ既読がついて電話がかかってきた


「はい(бвб)」

『よかった〜ちょ〜怒ってるのかと思って電話できなかったんだ(汗)』

「怒ってないですよ、
優子先輩はみんなの先輩ですから平等じゃないとダメですもん」

『今部屋出て外で話してるんだけどさ』

「まだカラオケに居るんですか?」

『返事来ないし盛り上がってるから後30分て言われたからOKした』

「夕飯先輩方と食べに行かれるんじゃないんですか?」

「いいのいいの」

「ダメですよ、仲間は大切にしないと」

『今は陽菜ちゃんのほうが大切』

「・・・・・・・(бвб)」

『もしもし?』

恥ずかしい言葉をスルッと言っちゃうからなんて返事していいのかわからない

「うれしい・・・」

『アハッ本当のことだよ
それにあいつらとは三年間ずっと一緒だったし
これからだって仲間なんだから最後なんてないからさ』

「でも・・・・・・」

その時ドアが開き

「あら、起きてるんじゃない
早く降りてこないとご飯冷めるわよ」

「わかってるから出ていって(汗)」

一応スマホを押さえたけど・・・

『そうだよねご飯作ってるよね』

「家の食事はどうにでもなりますけど・・・・
やっぱり同期の方と行ってほしいです」

『わかった、そのかわり今日泊まりに行ってもいいかな』

「へぇ?」

『にゃんにゃんの部屋に泊まってもいい?」

「家族と過ごさなくても良いんですか?」

『にゃんにゃんは気を使いすぎ(笑)
私はにゃんにゃんと少しでも一緒にいたい』

「・・・・陽菜も優子先輩と一緒にいたい・・・」

『じゃー決まり!一旦家に帰って着替え取りに行くから
9時頃になるかもだけど大丈夫?』

「今二時間寝てたから大丈夫です!」

『あははは・・・寝ずに待っててよ』

「はい!」


電話が切れ下に降りていくと


「どうせ大島さんと電話してたんでしょ」

「うん、でね今日泊まりに来るって」

「そうなの?お布団用意しなきゃだけど
干してないからどうしましょ・・・
そうだあなたのベッドセミダブルだから寝れるわよね」

「え!?無理、絶対に無理(汗)」

「どうして、寝相そんなに悪くないでしょ」

「そういう問題じゃないの!」

「じゃー大島さんをカビ臭い布団に寝かせるの」

「それは・・・・」

「お風呂も入るわよね・・・
綺麗にしてくるからご飯自分でよそって食べてね」

そう言い残しバスルームへ消えていった
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