俺のにゃんにゃんがずっと泣いてる
俺の為にずっと・・・・・
なのに俺は何も出来ずに見てるだけ
それも明日になったらこの体が無くなるから
そばにいる事も出来なくなる
あぁぁぁどうしたらいいんだ
「色々準備出来たらまた連絡するから
ちゃんと電話に出てよ」
「・・・・・」
「冷蔵庫に何もないから買ってこようか」
「買ってある・・・・」
「どこに?」
「スーパーへ置いてきた」
「いつものスーパー?
篠田が取って来てあげるからここにいるんだよ」
「どこへも行かないし・・・」
くそー麻里子の世話になるだなんて俺様一生の不覚
あ、もう死んでるから一生は終わってるのか・・・・
にしてもにゃんにゃんがこんなに俺様の事を好きだったなんて
嬉しいぜ(-∀-`)
やっぱ子供作っとけばよかった・・・
テレビも点けずボーと俺を眺めてるにゃんにゃん
「あったよ、店長が置いてくれてた」
「そう・・・・」
「ずっとそうしてたの?」
「・・・・・・・」
「ニャロが倒れちゃうよ(汗)」
「別にいい、優ちゃんいなくなったら陽菜の仕事無くなるし
する事無いもん」
「今の仕事じゃなくても他にあるから
そうだ、たかみなの部署での評判よかったじゃん
人員増やしたいって言ってたから言っといてあげるよ」
たかみなだと!?あのチビか
ダメだダメだ、まだ麻里子の方がましだぞ(汗)
「今は何もやる気ない」
「そうだね、少し休んだ方がいっか
何作ろうとしてたの?作ってあげるよ」
「いい、自分で作れるから麻里子は帰って」
「また連絡する」
「うん・・・・今まで色々ありがとね」
心配そうに帰って行った麻里子
・・・・・いいやつじゃねえか、少しだけ見直したぜ(-∀-`)
それからまたボーと俺を眺めていたにゃんにゃんが急に
「ねえ優ちゃん、一人は寂しいよね」
こうやって一緒にいるから寂しくないぜ(-∀-`)
「陽菜も一緒に行ってあげる」
何処へ行くんだ?俺はここにいるぜ
「明日は優ちゃんの誕生日だからそれをお祝いしてから・・・
よし、チーズケーキ作るから待っててね」
そう言って俺の前から離れたから姿が見えなくなった
チーズケーキ出来たらどうやって喰えばいいんだ?
口が開かないし入れてくれても噛めないし・・・
う〜ん・・・どうしたものか
必死で考えてるんだけど解決策なんて見つかるわけがなく
少し眠くなって来たぜ・・・
ここはいったん寝て、起きてからまた考える事にしよう
いや、ちょっと待てよ
死んでるのに今寝たら二度と起きれなくなるんじゃねえか?
ん?あれ?今って起きてる状態なのか?
う〜ん・・・わかんねえ
わかんねえ時は実行あるのみだから
おやすみなさい(-∀-`)