「うん美味しい(-∀-`) お母さんコーヒー淹れるの上手いですよね」

「そうだろ、母さんのコーヒーはピカイチだ」

「お父さんは毎日飲めて羨ましいです」

「いつでも飲みにおいで」

「ありがとうございます東京に帰ってきたら
お邪魔させていただきます」

「どこかへ行くのかね?」

「はい、福島の大学へ行くんです」

「そうか・・・・兄弟はいるのか」

「兄が一人」

「お父さんは寂しがってるだろ」

「どうなんですかね
あまり何も言わない人ですから」


何故かお父さんと話し込んでる先輩


「ご馳走様でした、さあ、風呂入ろーと」

「あ、先に入ってごめんね」

「いいですよ、可愛い女性の次に入れるなんてめったにないので」

「最低、変態(怒)」

「う、嘘だよ冗談だろ(汗)」

「大島さんそろそろ部屋へ行かないと
陽菜が爆発しちゃうわよ(笑)」

「そうですね(笑)」

「そんな事無いもん(汗)」

「また寝る前にご挨拶に来ます」

「気を使わないでくれ」


マグカップを持ったまま部屋へ


「騒がしい家族ですみません(汗)」

「いい家族じゃん
だからにゃんにゃんみたいないい子が育ったんだね」

「て、テレビ何見ます?」

「テレビもいいけどまずはにゃんにゃん充電」


そう言うとマグカップをテーブルに置き
陽菜の膝の上に寝ころび見上げてくるから照れちゃう


「今日は何度も約束破ってごめんね」


いいのって言う思いを込めて首を横に振る

優子先輩は優柔不断じゃないんだけど
優しいから人の事を先に考えちゃって自分の事は後回し
だから必然的に陽菜の事が後回しになっちゃう

だからって怒った事は一度も無い
先輩はみんなの先輩だから

でも今は・・・・


「寂しかったです・・・・」


陽菜の・・・陽菜一人の先輩だから
そして
素直すぎる自分にびっくりした

「私もだよ
だって近くにいるのに遠いんだもん」

そう言って右手で頬に触れてくるから
その手に手を添えると
優しく微笑んでくれた

この温もりも
この笑顔も
また明日から見れないんだって思ったら


「にゃんにゃん(汗)」

「優子・・・せん・・ぱい(涙)」


涙が溢れて止まってくれない


「泣かないでよ(汗)」


起き上がりギュッと抱きしめてくれた






「落ち着いた?」

コクンと頷く


「離れてるって言っても新幹線通ってて
二時間もあれば帰って来れるから
時間が出来たら会いに来る」

「うん・・・」

「だから我慢しないで会いたいって言って」

「うん・・・」

「よし、いい子(-∀-`) 」

「ゆう・・ちゃん・・・」

「グハッ・・いきなり言われるとヤバい(;´-∀-)」

「じゃー言わないです」

「だめ、今から先輩と敬語禁止
言ったらその度にキスするから
あぁ〜でもキスしたいから言って欲しいかも」

「ゆうちゃん・・すき」

「・・・・チュッ」

「あぁ〜言ってないのにキスした(бвб) 」

「これは好きのお返し(-∀-`) 」

「何言ってもするんだ(笑)」

「そう言う事・・・・かな(笑)」

それから
テレビをつけベットに寝ころびながらイチャイチャ?


「にゃんにゃんの髪いつもいい匂いだよね」

「今日は優ちゃんも同じ匂い(бвб) 」

「そっか、そうだよね、あのシャンプー向こうで使おうかな
そしたら毎日にゃんにゃんの匂いがかげる」

「変態さん(бвб) 」

「だってこうやって抱きしめられないんだから
せめて匂いだけでも感じたいじゃん(;´-∀-)」

「明日買いに行きますか?」


あっと思ったけど待ってましたとばかりにすばやく

チュッ

早すぎだし(笑)

そして何もなかったように


「買うのは向こうでも出来るから
ギリギリまでこうやって引っ付いてたらダメかな(;´-∀-)」


普通に話し出すからそれに答える


「何時に帰るの」

「夕方には寮に帰らないといけないからお昼すぎかな
いったん家に帰らないといけないし」

「ついて行ってお見送りしたい」

「嬉しい、あっちゃん達も来てくれるって言ってたから
みんなで駅まで行こう」


明日には帰っちゃう・・・

そう思ったらまた泣きそうになったから
誤魔化すために胸に顔を埋めたら

「陽菜」


名前を呼ばれてドキッとした


「寂しい思いさせちゃうけど心はいつも、
いつでも寄り添ってるからね」

「うん・・・」

「顔を見せて」


ゆっくり上を向くと顔が近づいて来て重なった唇
一瞬離れてはまた重なり絡み合う舌


「っ・・はぁ・・・んっ」


上手く呼吸が出来なくて離れた時に必死に息を吸う

少しすると先輩の手が胸に触れ体がビクンと揺れた


「ごめん・・いやだった?」


首を横に振る


「直接触ってもいい?」


コクンと頷くとフニャッと笑いシャツの下から入って来る温かい手


「んっ・・・」


あまりにも優しく触れてくるから少しこしょばい


「柔すぎてヤバいよ」

「そんなこと・・・無いです・・・」

「胸にキスしたい」


恋人なんだから断るのは変だよね
でも・・・・まだ最後まで行く心の準備が出来てない・・・


返事できずに困っていたら


「ごめん、急ぎ過ぎだよね・・・」

「ごめんなさい・・・」

「謝らないで、ゆっくり行こうって言ったの私だから」

「・・・・・・胸だけなら・・・胸だけで我慢できますか?」

あって思ったけどスルーされ

「いいの?無理してない?」

「優ちゃんに陽菜の胸覚えててもらいたいから・・・」

「手と目に焼き付けて次会うまで絶対に忘れない!!」

「ふふ、そんなに気合い入れ無くても(笑)」

「シャツ脱がしていい?」

「うん」


バンザイって言うからバンザイするとシャツを脱がされ上半身が顕に


「綺麗だよ陽菜」

「優ちゃん・・・」


それからの事はあまり覚えてない
必死に声を抑えて襲ってくる快感をやり過ごしていたから

人に触られるのってこんなに感じるんだ
ううん、きっと優子先輩だから

胸だけでこんなに気持ちいいんだったら
最後までいったらどうなるんだろう・・・・

「んっ・・・」

チクッとした痛みが走り
声が出てしまった

「ごめん痛かった?私のっていう印付けたんだ」

「しるし?」

「そう、ここ見て」

下を向き指でさされたところを見ると赤くなっていた


「キスマーク?」

「うん、これを見て私のこと思い出してね」

「見なくても忘れないもん」

「ありがとう・・・・・・はい」


頭をポンポンと撫でると起き上がり脱いだシャツを取ってくれたから
それを受け取り身につける

時計を見ると12時を過ぎていた


「みんな寝たかな」

「お父さんは飲んでたからもう寝てると思います」

「トイレに行って寝よっか」

「はい(бвб)」


チュッ

えっ?て顔をすると


「今敬語で話してたよ」

「あぁ・・・・つい使っちゃう(汗)」

「そこがにゃんにゃんのいいところ(-∀-`) 」


もう陽菜からにゃんにゃんに変わってる(笑)


かっこいい先輩も優し過ぎる先輩も
ふざけてる先輩も陽菜にキスする先輩も

全部全部、どうしようもないほど好き


この思い伝わってたらいいな