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先輩と後輩から・・・ 4

クラブ中はなるべく優子先輩を見ないように頑張った

だって絶対に見とれちゃうもん

「お疲れ(-∀-`)」

「お疲れ様でした」


自転車の優子先輩は1人で帰って行く

同じ電車の秋元先輩は寄るところがあるからって
駅とは反対側へ歩いていき
宮澤先輩は待っていた柏木先輩と一緒に帰っていった

陽菜も早く帰りたいけど先輩達と一緒にいるから無理

だから降りる駅について電車を見送ると猛ダッシュで改札を出て
家に向かって走ろうとしたら

「そんなに急いでどこいくの(笑)」


振り向かなくても分かる


「優子先輩(бвб)」


先輩が駅まで迎えに来てくれていた
というより帰りに待っていてくれた

「遅くなってすみません」

「ゆっくり来たし買い物してたから
入れ違いにならなくてよかったよ(笑)
はい、後ろに乗って」


言われるまま後ろに座り言われてないのに腰に抱きつく


「しっかり掴まっててね(-∀-`)」

そう言って陽菜の腕をポンポンと叩く

優子先輩の匂いだ(бвб)

久しぶりに触れた優子先輩の体
前よりも大きくなってる?

筋肉がついたのかな

そう言えば練習が始まる前にちらっと見たふくらはぎも
一回り大きくなっていた気がする

そんな事を考えてたら
あっという間に陽菜の家の前


「ありがとうございました、どうぞ」


玄関を開け


「お母さんただいま」

「お邪魔します」


「いらっしゃい久しぶりね」

「ずっと向うへ行ってましたから(汗)」

「陽菜なんて昨日はソワソワしてて面白かったんだから」

「そんな事言わなくていいの(怒)
早く部屋行きましょう」


これ以上ここに居ると何言われるかわからないから
急いで部屋へ

「そのへんに荷物を・・・」

言い終わる前に抱きしめられ

「はぁ・・・・にゃんにゃんだぁー
会いたかったよ」

「・・・陽菜も」


お互い見つめ合いゆっくり近づいてくる顔に
目を閉じる


コンコン


ノックの音に慌てて離れた二人


「ジュースとケーキ持ってきたわよ♪
・・・・・・立ったままでどうしたの?」

「な、なんでもないし(汗)早く出ていってよ」

「はいはい、邪魔者は退散するわね(笑)」


そう言ってお盆をテーブルに置いて出ていった

もう、タイミング最悪じゃん(怒)


「アハッなんか焦ったよね」

「はい・・・・あ、どうぞ座ってください」

「嫌だ」

「え?」

「こっちが先」


そう言って陽菜を引き寄せ・・・・・・


「はぁ・・・やっと出来た(-∀-`)」

「・・・・・・(бвб)」


久しぶりだから恥ずかしい(汗)


それから座ってケーキを食べながら


「そうだ、今日なんで目を合わせてくれなかったの
結構見てたのにちっとも見てくれないんだもん
テンション下がっちゃったよ」

「だって、先輩たちに気づかれたらヤバイし・・・」

「先輩たちだけ?」

「同級生にはバレてました(бвб)」

「そっか、まあ普通そうだよね
私の同期にもバレてたから」

「そうなんですか?」

「だから結構アピールしてたって(汗)」


「気づかなくてすみませんでした(汗)」


「でもこうやって付き合えたから
それもいい思い出だよね(-∀-`)」

「はい」


お家でお父さんが食事の用意してくれてるからって
1時間ほどで帰っちゃったけど
明日もあさっても会えるし寂しくない

・・・・そう自分に言い聞かせ
卒業式に遅刻しないようにその夜は早めにベッドに入った

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