外が明るくなってきて朝が来たんだと分かった


「俺寝ない、死んでも寝ない
だったら犬に戻んないだろ」


「そんな事できないよ
人間は無意識にでも寝ちゃうから」

「じゃーにゃんにゃんが隣にずっといて
俺が寝そうになったら叩いてよ」

「陽菜だって寝ちゃうよ・・・だから・・・・無理だよ」

「俺死にたくない、犬に戻りたくない(泣)」

「大丈夫、陽菜も一緒に行ってあげるから」

「そう言えば一緒に行くってどこへ行くんだ?」

「天国・・・かな(бвб) 」

「・・・・・ダメだダメだダメだ!
にゃんにゃんは死んじゃダメだ!」

「止めたって無駄だよ、て言うか犬に戻った優ちゃんには止めれないでしょ」

「今から麻里子に電話して縛っててもらう」

「無駄だよ、すぐ死ねなくても
ずっと縛ってる事なんて出来ないからいつかはいけるよ」

「だったら少しでも生きていられるように俺頑張るから
だから死ぬなんて言うなよ(泣)」

「優ちゃんは優しいね」


優子の頭を撫でる


「あれ・・・・・」

「んあ?どうした」


少し考えた顔をして


「キャッエッチ(-∀-`) 」


掛け布団を勢いよく剥ぐ陽菜


「無い・・・・どこにもない(汗)」

「何を無くしたんだ?俺隠してないぜ(;´-∀-)」

「優ちゃんの可愛い耳とふさふさのしっぽがないの!」

「なんだと〜どうしよう(;´-∀-)
俺様のシンボルがないなんて
まるで人間じゃないかぁ〜(泣)」


「そうだよ、人間じゃん・・・・完璧な人間・・・
もしかしたら寝ても犬に戻らないかもしれないよ」

「もし戻ったらどうするんだ
怖くて寝れないって(;´-∀-)」

「いつかは寝るんだから今でも一緒でしょ?」

「そうだけど・・・・わかった
その前にもう一発させてぜ(-∀-`) 」

「いいよ思いっきり来て(бвб) 」


やるだけやって疲れて眠ってしまった二人・・・・


ピンポーン・・・・ピンポンピンポン・・


(うるさいな・・・さっき寝たばっかりなんだから無視だし)


カチャッ・・・・


「ニャロ・・・ニャロ(汗)」


ガチャッ・・・・・


「う〜ん・・・麻里ちゃん?」

「何してんの・・・誰その男」

「男?・・・・・優ちゃん・・・優ちゃん」

「ふあぁぁ〜なにぜ」

「寝たのに戻ってないよ」

「ホントぜ!!やった、にゃんにゃんやったぜ(。-∀-)」

「ニャロしっかりして(汗)
見知らぬ男に優ちゃんて名前つけて連れ込んで何してるの(汗)
それと箱が潰れててゆっぴーがいないんだけどどうしたの」

「あぁ・・・・もういいの解決済みだから
それと陽菜会社辞めるから課長にそう言っておいて
あ、退職金もらえるよね?」


「どういう事?ちゃんと分かるように説明して」

「麻里ちゃんにはまたいつかちゃんと話すから
今は放っておいて」

「でも・・・」

「合鍵置いて帰ってよねじゃーね、今までありがとう(бвб) 」

「ありがとぜ麻里子(-∀-`) 」

「どうして篠田の名前を・・・」

「もう、ややこしくなるでしょ(怒)」

「ごめんぜ(;´-∀-)」


シーツで前を隠し麻里ちゃんを追い出した


「優ちゃん誕生日おめでとう(бвб) 」

「有難う、今日から新しい第一歩ぜ(-∀-`) 」





それから陽菜は仕事を替え住む場所も変えた

優ちゃんはと言うと


「昨日もしたでしょ、一日おきにするって約束守ってよね」

「俺記憶喪失だから覚えてないぜ(-∀-`) 」


そう、記憶喪失のフリをして自分は誰だかわからないし
何処から来たのかもわからないという設定で病院に通い
市民権を手に入れた

で、今は職業訓練をして仕事を探している最中


「それに激しいのは控えて下さいって言われた」

「言われた?誰に」

「産婦人科の先生」

「・・・・・・もしかして・・・・」

「そう、赤ちゃん出来たみたい(бвб) 」

「や、や、や、やったぜ♪俺の子供俺の赤ちゃん」

「二人のでしょ(笑)」

「そうだったぜ(;´-∀-)でも・・・・大丈夫かな」

「今心配する?耳としっぽあるときに作ろうとしてたくせに」

「そ、それは・・・・
にゃんにゃんより早く死ぬと思ってたから・・・・」

「今はすっかり人間だもんね」

「お、おう立派な人間ぜ(-∀-`) 」

「背はあのままだけどね(笑)」

「その代わりあそこはおっきいんだぜ♪」

「どうだか(笑)」

「むむむむ・・・・あの体だけデカい才加よりおっきいやい」

「そうなの?」

「この前温泉に入った時比べてやったぜ(-∀-`) 」


そう、結局麻里子と才加が結婚してたまに四人で遊んでる
優ちゃんの秘密を話すとそれでつじつまが合うよって
今までの事を振り返っていたっけ


「才加に電話して自慢してやろーと(-∀-`) 」

「残念、麻里子も出来たみたいだよ(笑)」

「マジか・・・麻里子より先に産むんだぜ
そしたら俺様の方が早く種付けしたって事になるからな」


二人は凄く仲良くなっていつも変なところで競い合ってる


「二人目は向うより先に作ろうね優ちゃん」

「よし、二人目の種も今からつけとくか(-∀-`) 」


そんな事出来るわけないのにやるためだったら
言葉巧みに言ってくるから困る


だって陽菜の心は優ちゃんに逮捕されてるんだから
聞かないわけにはいかないでしょ(бвб) 


「仕方ないなぁー」

「やっぱりぜ(-∀-`) 」




おしまい(бвб)人(-∀-`)