陽菜
「ゆうちゃん、おはよー 」
「・・・・・」
あれ?聞こえなかったのかな・・・・
「ゆうちゃんおは・・
「あっ、たかみなおはよう!」・・」
「友ちんおはよー!」
ムゥ、なんで陽菜は無視な訳(怒) 陽菜なんかしたかな?
「ニャロおはよう、 どうした難しい顔して 」
「優ちゃんが無視するの」
「なんかしたの?」
「わかんない 」
「小嶋さんお誕生日おめでとうございます 」
「ああ! ありがとう(бвб) 」
後輩たちがたくさん来てくれて
プレゼントもいっぱい貰ったけど・・・
なんで優ちゃんは来てくれないの?
誕生日にはホワイトデーの分もくれるってブログに書いてあったじゃん
ジーと見てるのに一切目を合わさないし・・・・
もう、我慢できない!
「ちょっと優ちゃん来て!」腕をつかむ
「やだ、はなしてよ!今さや姉としゃべってるんだから 」
「わっ私は大丈夫ですから、どうぞ・・・」
引っ張って楽屋を出ると空き部屋に連れて行く
「なんで無視するの(怒)」
「・・・・・」
「言ってくれないとわかんないじゃん」
「誕生会・・・・」
「えっ? 」
「四人だけでやってた・・・(怒) 」
「あっ、あれは毎年一期生で・・」
「麻里ちゃんは誘って?友ちんいなかったし 」
「友ちんは仕事で来れなくて・・・麻里子は・・・」
「私スケジュール空けてたのに・・・今日は撮影で無理だし・・」
「ごめん・・・」
「こじぱの家に行ってお泊りして、今日は一緒に来てって・・・
私一人だけウキウキしててバカみたいじゃん
感謝祭の時だってドラマのクランクアップで出れなかったし
一緒の仕事少ないから誕生日には1番に隣でおめでとう!て言いたかったのに」
う〜うぅ〜うぇ〜ん
もう、愛しすぎる♪正面から抱きしめると
「ニャン・・ニャ・ン、服が・・よごれる・・・よ・・ 」
「陽菜は、今日ゆうちゃんに逢えるの楽しみにしてたんだー」
「今日はみんなに会えるじゃん」
「優ちゃんは、才加・佐江ちゃんと陽菜のどっちが大事?」
「・・・・・どっちも大事・・・・」
「陽菜じゃないんだ」
「だって好きの意味が違うもん」
「陽菜も同期は大事、麻里ちゃんは1.5期なんて言われてるけど
劇場デビューは同じ日だから同期だし」
「・・・・ごめんなさい 」
「いいよ、誕生日の今日はずーと一緒に居れるんだから 」
「今日こじぱの家に泊まりに行ってもいい?」
「撮影いつ終わるかわかんないよ」
「ずーとまってる! 」
「うん、うさみみ達も喜ぶね 」
「あのね、プレゼントあるんだ 」
「ほんと!うれしい 」
「こっち来て」楽屋に戻ると
「じゃーん!大島さん特製のオムライス にゃん付 」
「すごーい 」
「これはね、バレンタインのお返し 」
「誕生日プレゼントは帰ってからね 」
「えー早く見たい 」
「だーめ、お楽しみ 」
「えーん、ゆうちゃんのいじわる― 」
麻里子
今日は10チームに分かれて被災地訪問
いろいろな意見はあるけれど多くの子供たちの笑顔が溢れてるのが
応えなんじゃないかなと私は思う。
私はきっと・・・ううん、絶対3月11日を忘れない
だって・・・私の誕生日でもあるから・・・・
訪問が終わり近くにいた仲間が集まってお祝いしてくれた
大好きな仲間たち
ろうそくは才加に吹き消してもらう(シワになるからね)
24歳児達はなんていいやつばかりなんだろう
ここに優子と陽菜がいないのは寂しいけど・・・・
陽菜はおめでとうツイッターをくれた
でも・・・あの子からは来ない・・・忙しいんだろうな・・・・
家に帰って来て軽めのトレーニングをして、ただ今半身浴中
誕生日も後30分ほどで終わってしまうのに・・・へこむ
忘れてるのかな・・・物思いにふけっていると
カチャカチャ・・・? キイィー・・・? ドドドド バタン・・・・・
ドドドドドド! ガチャン!ガサガサ、ドタバタ
カチャリ
「麻里ちゃん!誕生日おめでとう(-∀-`) 」
「・・・・ありがとう、てか、何で脱いでるの(汗) 」
「お風呂入るから(-∀-`) 」
ニコッて・・・おいおい(汗)
「大島さん直接おめでとうが言いたくて、
タクシー飛ばして帰って来たんだから 」
そう言いながら体洗ってるし・・・「はい!」頭を向けてくる「ハイ?」
「頭、洗って♪ 」
「なんで、篠田の誕生日にゆっぴーの頭洗わなきゃいけないのかな?」
「えー洗いたくないの 」
下から上目づかいに聞いてくる
そりゃー洗いたいけど・・・・・
「はやく!誕生日終わっちゃう(汗) 」
もう自由人なんだから・・・・ 何とか5分前には洗い終わり
向かい合うような形で湯船に入って来た
「麻里ちゃんお誕生日おめでとう♪
生まれてきてくれてありがとう 」チュッ
「ありがとう (*`ω´)」
なんか照れる・・・そういえば二人っきりって最近無かった気がする
いつも三人で居たからなー
「誕生日プレゼント、どうぞ!」
「ありがとう♪ ・・・て、どこ?」
「ここ(-∀-`) 」
「? 」
「もう、鈍感、 今抱っこしてるじゃん(笑) 」
「ゆっぴー!? 」
「そうだよ 今日は私がしてあげるから 」
「えっえぇー!いいよ・・いい(汗)」
「あれあれ・・・もしかして初めてじゃないよね(-∀-`) 」
「・・・・女性は・・・・ないかな(汗) 」
「マジですか!? じゃー私が初めての人?
いっただっきまーす(-∀-`) 」
「わー!お風呂はのぼせるからダメ(汗) 」
それに明るいし・・・・
「えーわかった!先に上がるから早く来てね 」
何で今日は強いんだろう・・・ ドキドキしてきた
ニャロごめんね、今日はゆっぴー独り占め(*`ω´)
優子
たかみなに指摘された時は焦った(汗)
さすがにたかみなは気づかなかったみたいだけど
助けてくれたあっちゃんは気づいたって事だよね(汗)
まさかキスマークをあんなにたくさん付けられてたなんて・・・・
知ってたらお風呂一緒に入んなかったのに・・・恥ずかしい(汗)
お風呂から上がり、たかみなが買いに行ってる間に
あっちゃんから問い詰められて・・・話ちゃった・・・
これからは相談にのるからって言ってくれて・・・・・
うん、いい人だよ(´-∀-)
たかみなが帰ってきたからジュースをもらい部屋に帰ると・・・
怒ってますよね(汗)それも凄く・・・・
ベットの上で胡坐をかいて腕を組み
私を睨みつけてるこじぱ・・・(怖)
「どこ行ってた!」
「あっちゃんとたかみなの部屋に・・・・」
「もしかしてお風呂入ったの!?」
「はい・・・」
「あり得ないし(怒)」
「でっでも、ご飯別々だったからお風呂も先輩方と入るのかなって」
「口答えするの?」
「いえ・・・すみません・・・」
「でっ!あのちっちゃいのと髪の黒い子と三人で入ったんだ」
「はい」
「もちろん体見られたよね」
「・・・・はい・・・」
「ばれてないよね?」
「・・・・・」
「ハアッ!!」
「すみません、でもあっちゃんは言いふらしたりしないし
凄くいい子で私の事を心配してくれて・・・」
「・・・・・もしかして、陽菜としたって言ったの!?」
「ううぅ・・・はい・・・」
どうしよう、言ったらいけなかったんだ・・・
でも夕寝する前はあんなに優しかったのに
なんで怒り出したんだろう・・・
私何かしたのかな?
それとも抱いたこと後悔してるのかな・・・(涙)