「ねえパパは?」
朝起きての第一声がパパか・・・
「陽菜おはよう、パパはお仕事で明日の夜まで帰ってこないよ」
「えー陽菜おやすみなのに・・・」
「みなみと遊んであげてよ」
「みなみ、すぐ泣くからやだ」
「才加は何してるの?」
「お部屋でお絵かきしてる」
「陽菜もお絵かきしたら?」
「今日はやだ 」
「じゃーご飯食べなさい」
休みだからって10時まで寝てた陽菜は朝食をとってない
「ご飯食べたらあっちゃん家に遊びに行こうか?」
「みなみがいるとあっちゃんみなみとしか遊ばないもん」
パパがいないと機嫌が悪い陽菜の本領発揮
「DVD見たら?」
「全部見たもん 」
いつも何回も見る癖に・・・
「じゃーどうしたいの?」
「パパと遊びたい・・・」
「いないんだから仕方ないでしょ(怒) 」
余りのわがままにイラッとしてきつく言ってしまった
「だって・・・・・・・もん 」
「えっ?なに 」
「陽菜のお休みの時に二人で公園に行こうって約束したもん
陽菜今日お休みなのに・・・うえぇぇーん 」
しまった(汗) ゆっぴー一言言っといてくれたら対処できたのに
きっと忘れてるな・・・出張も昨日夕方に急に言われたみたいだし・・・
「ごめんね陽菜、じゃーママと二人で行こうか?」
「みなみと才加は?」
「あっちゃんとこで見てもらう」
話をしているといつの間にか部屋に入って来てたみなみ
「みなみもねえねと行く!」
「みなみはあっちゃんと遊ぼう!」
「やだ、ねえねと行くの」
こっちも泣き出した
もう勘弁してよ(汗) すると携帯が震えて画面を見るとゆっぴー?
「もしもしどうしたの?」
「あっ、麻里ちゃんごめん陽菜そこにいる?」
「いるよ!」
「ちょっと代わって」
「陽菜、パパだよ」
泣いていたはずなのにすごく嬉しそうな顔をして電話に出る
「もしもしパパー陽菜・・・・うん・・・・うん・・・わかった約束だよ、バイバイ 」
「はい、ママに代わってだって」
「ちょっとゆっぴー忘れ・・・うん、やっぱり、ハイハイわかりましたじゃーね」
陽菜の約束を思い出してあわてて電話してきたみたい
陽菜には次の約束とお土産を買って帰ると言って謝ったみたい
「陽菜早くご飯食べちゃいな、みんなで公園行くよ!」
「みなみ才加を呼んできて」
「あーい」
トテトテ走って行くみなみ
「陽菜、パパ覚えててくれてよかったね 」
「うん、ママごめんね」
「ん?どうしたの賢いじゃん」
「パパがママの言う事ちゃんと聞くんだよって言ったから(бвб)」
陽菜は本当にパパっ子
まあ、ゆっぴーの溺愛ぶり見てたら仕方がないんだけどね
陽菜
優ちゃんの舞台は大成功だった
大きい外人さんに囲まれた小さい優ちゃんなのに
お芝居中は体全体を使って表現するから全然小さく見えなくて
カーテンコールの時に並ぶ姿を見て客席からはどよめきが!
余りの小ささにユウココールが起こった
「ゆっぴー凄かったね」
「うん、英語も上手だった!」
「言葉はわかんないけどさ、表情だけで涙が出てきたもんね」
「優子日本に帰ってくればいいのに・・」
今は車の中で優ちゃんが出てくるのを待ってる
「優ちゃんは日本に家族居ないし、ずっとこっちでもいいんじゃないかな」
「ニャロは家族に会えなくて寂しくないの?」
「陽菜は結構仕事で日本に帰ってるし
優ちゃんと優陽がいてくれるから寂しくないかなー」
コンコン
「あっ優ちゃんだ!」
ガチャッ
「「お疲れ様」」
「麻里ちゃんあっちゃん来てくれてありがとう」
「とりあえず家に帰ろう!」
途中テイクアウトのお店によっていろいろ買い込む
「凄い量だね(汗) 」
「あっちゃんがいるからね(笑) 」
「ひどーい!あつそんなに・・・・食べるかも(笑)」
「麻里ちゃん食事の用意大変そうだね」
「そんな事無いよ、気持ちいいほど食べてくれるから作り甲斐があるしね」
「愛されてるねあっちゃん 」(´-∀-)
「優子ほどじゃないけどね(∵) 」
「ひどーい、篠田の愛はニャロにだって負けてないよ!」(*`ω´)
「それは絶対ないね、にゃんにゃんの愛は世界一だもん」
「優ちゃんの愛は宇宙一だね 」
「にゃんにゃん♪ 」
「こら!ニャロはしっかり前を向いて運転してくださいよ 」
「危ないなーバカ夫婦(怒) 」
「ひどーい、うらやましいからってバカって言わないでよね(怒) 」
「全然うらやましくありませんから 」
「相変わらず素直じゃないんだから 」
「ニャロに言われたくないよ 」
「陽菜素直だもん 」
「はいはい、にゃんまりコントはおしまーい」
「優ちゃんはどっちの味方なの(怒) 」
「にゃんにゃんに決まってるでしょ!さあ着いた優陽降りようね」
「あい♪ 」
もう・・・でも、今日は疲れた顔してるから許してあげる