幼馴染   94

陽菜

弟の佐江が結婚・・・そしてパパになる・・・

なんかドラマの題名みたいだけど(笑)
これって現実なんだよね(汗)

二歳下の佐江でも・・・優ちゃんより7つ上・・・

ベットに腰掛けボーと考えてたら
優ちゃんがいきなり膝の上に乗って来た

陽菜の目をジーと見て

「子供欲しい?」

「はあ?何言ってるの(汗)」

いきなりの質問に動揺する

「だってにゃんにゃんもう23歳だし」

「まだ!23歳なの(怒)」

「うっ・・・そうだね、若い若い、アハハハ」

なにその作り笑い・・・そりゃー中学生から見たら
おばさんに見えるかもしれないけど・・・

「俺はいつでも準備オッケーぜ(-∀-`) 」

「ばーか、中学生が何言ってるの
まだ親に養ってもらってる分際で子供なんて
1300年早い!」

「1300年て(汗)何回生まれ変わればいいんだよ」

「ああぁー・・・計算してみて(бвб) 」

「俺絶対頑張ってさ中学卒業したらJリーグ入るから
そしたら結婚しよう!」

「あのね、男は18歳にならないと結婚できないの!」

「知ってるけどさ・・・
自分で稼いだお金でにゃんにゃんを養ってあげたいから
一緒住もう!」

家が新しくなったら一緒に住んでるのと同じなんだけどね(бвб) 

「フフフ、ありがとうその気持ちだけで十分だから」

「オレ10月生まれだからまだ四年あるぜ」

「今まで待ったんだから後4年ぐらい平気だし(бвб) 」

「にゃんにゃん27歳・・・」

「そうだよねそんなおばさんより若い子がいいか
プロになったら今よりもっとモテるだろうし
可愛い子が選り取り見取りだもんね(бвб) 」

「っ・・・」

「噂によるとサッカー選手や野球選手って
現地妻がいる人多いらしいから陽菜はそのうちの実家妻?(笑)」

「・・・それ本気で言ってんの?」

凄い怖い顔をして陽菜を睨み低い声でそう呟いた

その目を見ていられなくて目をそらすと

頬を両手で挟まれ正面を向かされ

「俺は昔も今も、そしてこれからだって陽菜だけだよ」

「それは・・・近くにいたからで・・・」

「今のクラブチームにだって毎日練習見に来る子とか
プレゼント持ってくる子とか沢山いるんだぞ
告白だってしょっちゅうされるけど
俺は・・俺は・・・くっ・・・」

「優ちゃん・・・・」

「陽菜が好きだから陽菜しか愛せないから全部断って・・・
手作りのお菓子とか物とかも全部謝って受け取ってないし
持ってる物は全部陽菜がくれた物ばかりなのに・・・」

今度は優ちゃんが目をそらし
膝から降りようとするから腰に手を回し
引き留め

「ごめん・・・だってゆうちゃんモテすぎなんだもん
学校でだって篠田君かっこいいとかどうやったら落ちるかとか
毎日聞くから・・・」

「陽菜だってモテるじゃん」

「モテないよ?」

「佐藤とか戸島とかいつもやらしい眼で見てるし
たまに肩とか触りやがって、ムカつく(怒)」

「こら、先生を呼び捨てにしないの」

「だって、俺のにゃんにゃんなのにー」

頬をぷーて膨らませ唇を尖らして拗ねる優ちゃん
やっぱ、子供だよね(笑)

「陽菜がなんとも思ってないんだから
ヤキモチなんか妬かなくていいの(笑)」

「でも、にゃんにゃんだっていつもニコニコして
話ししてるじゃんかー(怒)」

「そういうのは社交辞令て言うんだよ
先生同士の付き合いもあるんだから仕方ないじゃん
それに陽菜まだ新人だし」

「それでもヤダ!」

「そう言うところが子供だって言われるんだよ
もっと大人にならなきゃ」

「ううぅ・・・大人って辛い」

胸に顔を押し付けてスリスリしてくる優ちゃんの
背中をトントンと叩いてあげる・・・
なんか自分の子供をあやしてる感じ?

「そろそろ帰ろかな」

「えーなんで帰るんだよ、泊まってよ」

「明日から病院でしょ」

「だからだよ!二週間以上一緒に寝れなくなるんだからさー」

「・・・・何もしないなら寝てあげてもいいけど(бвб) 」

「・・・・・(-∀-`) 」

「する気だったんでしょ(笑)」

「だってぇー」

「もう、だってが多すぎ」

「だっ・・・・くそーじゃーさ、キスだけ!
キスだけならいいだろ!?」

「もし、襲って来たら・・・結婚するまでお預けにするから」

「はい?四年も出来ないって事ですか?」

「そうなるかな(бвб) 」

「それは無いよ〜(泣)」

「襲わなかったら済む事でしょ(笑)」

「わかりました!神様に誓って・・・
いや、麻里子に誓って手を出しません!」

「わかればよろしい(бвб) 」

「・・・・・ブッ!!」

「フフフ」

「エヘヘ」

そう言えば優ちゃんが一番怖いのは麻里ちゃんだったね
お化けや風船より怖いって・・・どんなんなんだろう?

一度見てみたい(笑)

可愛い恋人 U   96

陽菜

教室へ行き汚れ物と鞄を持って下に降りる

「優ちゃん帰るよ(бвб) 」

「はーい(-∀-`) 」

一目散にかけてきて陽菜の足にバフッと抱き付いてくる

「にゃんにゃん、にゃんにゃん 」

「ん?なーに(бвб) 」

「優子ねいい子にしてたよ(-∀-`) 」

「そっかー偉かったね 」

頭を撫でてあげるとエヘヘと笑い笑窪を作る

「優子ちゃんもう帰るの?」

「あっ、珠理奈昨日は優ちゃん泊めてくれてありがとんね」

「すっごく楽しかったんだよね 」

「うん(-∀-`) 」

「また来てね!」

「うん、珠理ちゃんも来てね(-∀-`) 」

「うん 」

「小嶋さん、優子ちゃんいつのまにかさ行言えるようになりましたね」

「あっ 気づいた
そうなの、ある日突然言えるようになって・・・
子供の成長って凄いね(бвб) 」

「そういった成長過程が見れるので
保育士は楽しいんですよね 」

「赤ちゃんの時から優ちゃんを見ていたかったなー」

「あれ?ビデオとか写真残ってないんですか?」

あれ?そう言えば・・・叔父さんカメラ好きだったし
絶対にあるはずだよね?

でも家片付けた時無かったような・・・

全部片付けてないから奥にでも入ってるのかな・・・

荷物取に行って以来行ってなくて・・・ほったらかしじゃん

麻里ちゃんが管理してくれてるのかな・・・・
聞いてみなくちゃ

「小嶋さん?」

「あっ、優ちゃん先生にさよならして」

陽菜の服を握っていた手を離しビシッと立つと

「先生さようなら、みなさんさようなら」

「はい、さようならまた明日ね」

「はーい(-∀-`) 珠理ちゃんバイバイ」

「優子ちゃんバイバイ」

ひしっと抱き合い頬をスリスリして別れを惜しむ二人

むぅ・・・可愛いけどなんか恋人同士みたいでヤダ

可愛い恋人 U   95

陽菜

「小嶋さん今日の表情いいね 」

「えっ!?」

「トロンとしててエロスでまくりって感じ 」

・・・・眠いだけなんだけど・・・結果オーライにしとこ(бвб) 

撮影は予定通り終わり事務所に戻ると
秋元先生が来られていて・・・

「これから何かと大変だとは思うが
私も全力でサポートしていくから
優子と二人で頑張りなさい」

優ちゃんと三人なんだけど・・・(бвб) 

「ありがとうございます」

社長はまだグチグチ文句を言ってたけど
先生から「男なら潔く認めてやれ!」て言われて
渋々許してくれた(笑)

写真を送り付けてきた人を恐喝罪で訴える事にし
写真が出回る前に三人の事は公表した方がいいって事になり
先生が間に入り事務所同士で決めるらしい

そのまま自分の車に乗り換え保育園へ
優ちゃんを迎えにきた

門を入ると庭で園児たちが遊んでいて
遊具の一番上に乗ってる優ちゃんが見えた

すぐに目があって

「にゃんにゃーん(-∀-`) 」て手を振りながら叫ぶから

みんな一斉に振り向く・・・うっ・・・恥ずかしい

「小嶋さんお帰りなさい」

「かしわげちゃんただいま(бвб) 」

「その・・・大変ですね 」

「?(бвб) ?」

「写真・・・・」

「あぁぁ!・・・て、何で知ってるぅ」

「けさ、佐江ちゃんから連絡が来て
私達も写ってるけどりんちゃんはチビ優たちの先生で
佐江は優子の心友だから大丈夫だよって(汗)」

「うん、嘘じゃないもんね(бвб) 」

「はい、でも少しの間会うのは控えようって・・・
寂しいけど毎日LINEするねって・・・」

「ごめんね陽菜達のせいでかしわげちゃん達にも
迷惑かかっちゃって」

「ぜっ、全然迷惑だなんて思ってませんから
小嶋さんと優子さんのおかげで佐江ちゃんと・・・ 」

真っ赤な顔をして目をキョロキョロさせるかしわげちゃん

もうすぐもっと大変になるかもね(笑)

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