陽菜
弟の佐江が結婚・・・そしてパパになる・・・
なんかドラマの題名みたいだけど(笑)
これって現実なんだよね(汗)
二歳下の佐江でも・・・優ちゃんより7つ上・・・
ベットに腰掛けボーと考えてたら
優ちゃんがいきなり膝の上に乗って来た
陽菜の目をジーと見て
「子供欲しい?」
「はあ?何言ってるの(汗)」
いきなりの質問に動揺する
「だってにゃんにゃんもう23歳だし」
「まだ!23歳なの(怒)」
「うっ・・・そうだね、若い若い、アハハハ」
なにその作り笑い・・・そりゃー中学生から見たら
おばさんに見えるかもしれないけど・・・
「俺はいつでも準備オッケーぜ(-∀-`) 」
「ばーか、中学生が何言ってるの
まだ親に養ってもらってる分際で子供なんて
1300年早い!」
「1300年て(汗)何回生まれ変わればいいんだよ」
「ああぁー・・・計算してみて(бвб) 」
「俺絶対頑張ってさ中学卒業したらJリーグ入るから
そしたら結婚しよう!」
「あのね、男は18歳にならないと結婚できないの!」
「知ってるけどさ・・・
自分で稼いだお金でにゃんにゃんを養ってあげたいから
一緒住もう!」
家が新しくなったら一緒に住んでるのと同じなんだけどね(бвб)
「フフフ、ありがとうその気持ちだけで十分だから」
「オレ10月生まれだからまだ四年あるぜ」
「今まで待ったんだから後4年ぐらい平気だし(бвб) 」
「にゃんにゃん27歳・・・」
「そうだよねそんなおばさんより若い子がいいか
プロになったら今よりもっとモテるだろうし
可愛い子が選り取り見取りだもんね(бвб) 」
「っ・・・」
「噂によるとサッカー選手や野球選手って
現地妻がいる人多いらしいから陽菜はそのうちの実家妻?(笑)」
「・・・それ本気で言ってんの?」
凄い怖い顔をして陽菜を睨み低い声でそう呟いた
その目を見ていられなくて目をそらすと
頬を両手で挟まれ正面を向かされ
「俺は昔も今も、そしてこれからだって陽菜だけだよ」
「それは・・・近くにいたからで・・・」
「今のクラブチームにだって毎日練習見に来る子とか
プレゼント持ってくる子とか沢山いるんだぞ
告白だってしょっちゅうされるけど
俺は・・俺は・・・くっ・・・」
「優ちゃん・・・・」
「陽菜が好きだから陽菜しか愛せないから全部断って・・・
手作りのお菓子とか物とかも全部謝って受け取ってないし
持ってる物は全部陽菜がくれた物ばかりなのに・・・」
今度は優ちゃんが目をそらし
膝から降りようとするから腰に手を回し
引き留め
「ごめん・・・だってゆうちゃんモテすぎなんだもん
学校でだって篠田君かっこいいとかどうやったら落ちるかとか
毎日聞くから・・・」
「陽菜だってモテるじゃん」
「モテないよ?」
「佐藤とか戸島とかいつもやらしい眼で見てるし
たまに肩とか触りやがって、ムカつく(怒)」
「こら、先生を呼び捨てにしないの」
「だって、俺のにゃんにゃんなのにー」
頬をぷーて膨らませ唇を尖らして拗ねる優ちゃん
やっぱ、子供だよね(笑)
「陽菜がなんとも思ってないんだから
ヤキモチなんか妬かなくていいの(笑)」
「でも、にゃんにゃんだっていつもニコニコして
話ししてるじゃんかー(怒)」
「そういうのは社交辞令て言うんだよ
先生同士の付き合いもあるんだから仕方ないじゃん
それに陽菜まだ新人だし」
「それでもヤダ!」
「そう言うところが子供だって言われるんだよ
もっと大人にならなきゃ」
「ううぅ・・・大人って辛い」
胸に顔を押し付けてスリスリしてくる優ちゃんの
背中をトントンと叩いてあげる・・・
なんか自分の子供をあやしてる感じ?
「そろそろ帰ろかな」
「えーなんで帰るんだよ、泊まってよ」
「明日から病院でしょ」
「だからだよ!二週間以上一緒に寝れなくなるんだからさー」
「・・・・何もしないなら寝てあげてもいいけど(бвб) 」
「・・・・・(-∀-`) 」
「する気だったんでしょ(笑)」
「だってぇー」
「もう、だってが多すぎ」
「だっ・・・・くそーじゃーさ、キスだけ!
キスだけならいいだろ!?」
「もし、襲って来たら・・・結婚するまでお預けにするから」
「はい?四年も出来ないって事ですか?」
「そうなるかな(бвб) 」
「それは無いよ〜(泣)」
「襲わなかったら済む事でしょ(笑)」
「わかりました!神様に誓って・・・
いや、麻里子に誓って手を出しません!」
「わかればよろしい(бвб) 」
「・・・・・ブッ!!」
「フフフ」
「エヘヘ」
そう言えば優ちゃんが一番怖いのは麻里ちゃんだったね
お化けや風船より怖いって・・・どんなんなんだろう?
一度見てみたい(笑)