ハルナ

「ねえ、みなみってまだ妊娠してないよね(бвб) 」

「まだだよ、あいついっつも一回でへばりやがるから
妊娠する気がしないよ、ニャンニャンとこも長いよね」

「うん、もう少しで一年たっちゃう・・・」

「このまま出来ない事ってあるのかな?」

「あくまには不妊がないから出来ない事は無いと思うんだけど
妊娠するまでは人間だからね・・・どうだろう」

「しないとどんどん年取って行くね」

「ホントだどうしよう(汗)」

「来年のマリコにも抜かれちゃったりして(笑)」

「それだけは絶対にやだ!邪魔しに行く(бвб) 」

「私もやだから応援する」

毎日精魂尽き果てるまで頑張ってるのに
何でできないんだろう・・・
人間には不妊治療なるものがあるって言ってたから
通わせようかな・・・

明日ママに聞きに行こうかな

あっちゃんと別れてマンションのベランダに降り立ち
窓を通り抜けて中に入る

壁からの方が楽なんだけど
この前入った時優子が熱いコーヒーを持っていて
ハルナが急に現れたから驚いてこぼしやけどしたから

それから入口を決めて窓から入ることにした

あれ?まだ帰ってきてないじゃん

今日バイト早く終わるって言ってたのに・・・・

急に変わったのかな・・・

待ってても全然帰ってこないから
バイト先へ迎えに行くとみなみだけが働いていた

「ねえ、優子は?」

「うわっ!?びっくりした(汗)」

「優子わって聞いてるの(怒)」

「時間通りに帰ったっスよ」

「帰ってきてない(怒)」

「そう言えば・・・」

「そう言えば何?」

「変な客に絡まれてた」

「変な客?」

「三人で来てたんすけど
三人とも全身白一色で
一人はコテコテの関西弁
一人は顔立ちは綺麗だけど厳つい感じで
もう一人はボーイッシュな感じでカッコ可愛い系みたいな」

「何で変なの?」

「なんか異様に優ちゃんに絡んでて・・・
なんか初めて会うのに取り合いしてるみたいだったっス」

「・・・・」

「あ、でも店長がすぐに出てきてくれて追い返して
くれたんですけどねって、あれ?はるなさん?どこ?」

その三人組って・・・なんで・・・
なんでゆうちゃんの事わかったの?

人間の間はバレないはずなのに・・・

もしかして妊娠した?

ううん、今朝まだあくまになってなかったからそれは無い


急いで空に舞い上がり思いっきり息を吸い込んだ

クンクン・・・・クンクン

どこにも優ちゃんの匂いがしない・・・

ウソ・・ヤダ・・・優ちゃん(汗)