優子
「おかあさーん、この服変じゃない?」
「大丈夫よ何着ても中学生にしか見えないから 」
「親なのにひどい・・・ 」
「うそうそ、可愛いわよ 」
ピンポーン
「あっ来た!お母さん行ってきまーす 」
「気を付けるのよ」
「はーい 」
「はるな、おはよう 」
「おっおう・・・おはよう」
「どうしたの 」
「いや・・・可愛いなと思って 」
「バカ・・恥ずかしいよ 」
「バカってなんだよ、思った事言っただけなのに 」
「ごめんなさい・・・・・ 」
「あっ、いや怒ったわけじゃないから(汗) 行こうぜ!」
手をつないでみんなとの待ち合わせ場所まで行くと全員そろっていて最後だった
「優子、遅い!」
「えーあっちゃん達が早いんだよ、まだ5分前だし」
「だって早く行きたいじゃん 」
「じゃー行こうか!」
篠田先輩とあっちゃんが先頭を歩く
「あの二人すごく仲いいよね 」
「ああ・・やったみたいだからな」
「やった 」
「何でもねえよ 」
なんか機嫌が悪い?後からあっちゃんに聞こう!
ジェットコースターに乗ったりいろんな乗り物に乗って凄く楽しい
お昼もみんなで食べていろんなゲームをしたり
中学ではクラブばっかりだったからみんなと遊ぶのがこんなに楽しいなんて
知らなかった
み〜ちゃんが「お化け屋敷に入ろう!」なんて言い出して私は反対して
篠田先輩も嫌そうな顔をしてたから二人で外で待ってるって言ったのに
「俺がいるんだから大丈夫!」なんていうから渋々入ったら
やっぱり怖くて涙が出てきちゃうし途中で腰を抜かしちゃって・・・・
そんな私を抱きかかえて進んでくれた陽菜の肩にずっと顔を埋めて見ないようにしてたら
外に出た事に気づかなくてまたみんなからからかわれた
篠田先輩とゆきりん先輩も半泣きだったし 、たかみななんか大きな声で叫んでたし
閉園まで後40分という所で観覧車に乗る事になって二人づつ乗り込む
夕日が凄くきれいで一番上から見たらもっと綺麗だろうなー
「隣に座ってもいいか」
陽菜が言うから「いいよ」て答えると嬉しそうな顔をして
隣に来て座る陽菜
今日の楽しかった話とかしてたらもうすぐ頂上!
外を見ると夕日がきれいで「陽菜見て夕日が凄くきれい 」て言うと
「優子の方が綺麗だよ!」なんて言うから、えっ?て振り向くと
陽菜の顔が凄く近くにあって唇と唇が触れた
ほんの2・3秒だったと思うけど凄く長く感じて恥ずかしくて顔から火が出そうだった
陽菜の顔が見れなくて俯いてたら
「ごめん、嫌だった 」て言われたから首を横に振って
「はずかしい」て言ったら今度はギューて抱きしめてくれて
「好きだよ 」ていわれたから「私も陽菜が好き 」て答えた