峯岸
別荘!グアム!PJ!なるほど、陽菜の俺様なわけがわかった気がする
じゃー何で寝坊するの?お金持ちだと知ってた才加に聞いてみると
寝起きが悪いらしく目覚ましで起きないのはもちろん
メイドや執事が起こしに行くと
暴れだして手が付けられないらしい
なのに優子からのモーニングコールで起きるって?・・・・
ある意味恐るべし優子!
お弁当は持っていくのが邪魔くさいらしく学食かパン、
この辺は庶民感覚なのか?
なぜこの高校を選んだのかを聞くと
麻里子と才加と三人は同じ私学の中学で仲が良かったらしく
才加がバスケの強いここにすると言ったら
二人もついてきたらしい・・・お金持ちの気持ちはわからない
ちなみに才加は金持ちじゃないが裕福な部類には入るらしい
学校にはばれたら面倒だから、知ってるのは校長と教頭だけ
学生も全く知らないらしく今知った私たちを入れて10人だけってことになる
グアムかー♪ 初の海外旅行!
今度の休み女5人で水着を買いに行くことにした
優子がスクール水着しか
持ってないっていうから みんなで選んであげよう!てなって、
ついでに可愛い下着もね
私達のかわいい優子が大人になるのはちょっと複雑だけど
陽菜は意外にいいやつみたいだし・・んっ?ちょっと待てよ・・・
金持ち=家柄=許嫁=政略結婚=優子は遊んで捨てられる
だっダメじゃんか、優子がかわいそうだ
才加によくよく聞いてみると、
陽菜は次男で長男がよくできた人間で頭もよく
スポーツも万能で後継ぎとしてもう働いているらしいく
少し歳が離れてるみたいだ
甘やかされて育ってきて
何でもできる兄に嫉妬してグレて今に至る・・・・らしい
んードラマみたいな話だな・・・
だったら優子にはまだ望みはあるわけだから
しっかり応援してあげよう
もし、優子を泣かせるようなことがあれば乗り込んでいって
慰謝料をがっぽり巻き上げてあげるからね、優子!
ミーちゃんがついてるよ
麻里子
とある昼休み
「才加、バスケ部はいつから休みだ?」
「夏休みに入ってすぐぐらいから大会が始まるから、勝敗にもよるけど
8月5日ぐらいから、いつもはお盆明けぐらいまでだな!」
「ゆきりん、陸上部は?」
「うちも同じで勝てば8月10日ぐらいまであって
そこから10日間くらいはあるとおもう」
「じゃーさ、11日からニャロん家の別荘に行こう」
「「「別荘!? 」」」
「何で俺んとこの別荘なんだ、麻里ちゃんとこに行けばいいだろ 」
「「「篠田先輩も? 」」」
「ほら、篠田の所は国内だろ、ニャロのとこはグアムだしさ 」
篠田とニャロの会話を聞いて驚いている人、
キョトンとしている人、頷いている人
「ゆっぴーどうしたの?」
口を大きく開けて放心状態のゆっぴー
「陽菜と篠田先輩ってお金持ちなんですか 」
「そう僕たち、お坊ちゃまな二人だよ 知らなかったの?」
うんうんうなずく6名
「あっちゃん知ってたの? 」
「だって、麻里子ん家行った事あるから」
「ゆっぴーはニャロん家行ったことないの?」
「はい・・・誘ってくれたことないから・・・」
「ニャロ冷たーい(*`ω´)」
「麻里ちゃんうるさいし、
誘いたかったけど二人になったらさ、
ほら、なにかとやばいだろ 」
「なるほど 」
赤くなるチビーズ
「じゃーみんな、パスポート取っといてね(*`ω´) 」
「何泊するの?」
「適当かな?」
「えっ夏休みに行くんだったら飛行機早めに取っとかないと 」
「あっ大丈夫、PJで行くから 」 「「「PJ?? 」」」
「プライベートジェット機 」
「・・・・はい?自家用機まであるの 」
「だ・か・ら、PJ!だって、そんなの普通だろ?」(бвб)
「いやいや、普通じゃないし・・・・ 」
「みーちゃん、貧乏くさいよ(*`ω´) 」
「私が普通なの! 」
「まあまあ、み〜ちゃん落ち着いて」
「才加は黙ってて(怒) 」
いつの間にか全員にため口になっているみーちゃん、恐るべし
陽菜
今日はグランドに行く勇気がなくて教室から練習を眺めていた
はあ・・・オレこんなにへたれだったっけ?
優子の事になるとどうも調子が狂う
ん? 優子なんだか変だな・・・
あっ怒られてるのか俯いて謝ってる・・・
あいつ誰だよ陽菜の優子に何言ってんだよ、
すげーしゅんとしてるじゃん
んっ?ゆきりんとなんか話し出した、なに話してるんだろう・・・
うおー急に元気に走り出しやがった (笑)
見てて飽きねーなー
おれ、どんだけ好きなんだよ
練習終わったみたいだから門の外で待ってよう・・・
先にゆきりんと佐江が歩いてきたから
「ゆきりん、ちょっといい?」
「はあ? 佐江のゆきりんを誘うんじゃねえよ(怒) 」
「佐江ちゃんちょっと黙ってて 」
「ゆきりん・・・・(涙) 」
わあー情けねえ顔 (笑)
少し離れて
「さっき、優子と話してたろ・・・その・・さあ・・・
俺の事なんか言って無かったか 」
にっこり笑ったかと思うと
「大丈夫、感情に体がついて行って無いみたいだから、
気を付けてあげてね 」
「おっおう 」
「ただ、クラブに影響があるようならマ
ネージャーとして注意せざる負えないからね 」
「分かってるよ 」
「それにしても大変だね 」
「えっ!? 」
「あのプレーボーイがね〜(笑) 」
「うっうるさい、誰にも言うなよ 」
「はいはい、じゃーね 佐江ちゃーんお待たせ― 」
くそーこの俺様がみんなから後れを取るなんて
「はるなーお待たせ―(´-∀-) 」
うっ可愛い
「おっおせーぞ!」
「ごめんね、いつもの所にいないから探しちゃった」
「ほら、鞄かせよ!」
「ありがとう 」すると優子から手を組んできて
「はるな、好き!」
何言ってんだこいつ・・・こんな所で・・・
襲いたくなるだろう、頑張れ俺の理性
必死で戦ってるのに
「私、今日のキスやばくて・・
なんかキューてしちゃってね、なんか初めての感覚に
わけわかんなくて・・・その後ちゃんと話せなくてごめんね 」
もうダメだ!急いで路地を捜してそこに連れ込んんでキスをする
屋上の時よりももっと激しくて深いキス!
甘い吐息が漏れ全身の力が抜けていく優子を支えて抱きしめる
「これが、恋人同士の本当のキスだから慣れろよ!」
「・・・う、うん・・・がんばる//」
陽菜にもたれ掛りながら腕をまわしてくるけど弱弱しくて
「大丈夫か 」
「うん、もう大丈夫・・・」
俺が大丈夫じゃないけどな、 心の中で突っ込んでおいた
ゆきりん
練習中もうわの空で怒られてる優子ちゃん、
マネージャーとしてほっとけないよね
それに佐江ちゃんの大切な幼馴染だし・・・
お昼休みの時二人でいなくなって、帰って来たとき小嶋君もおかしかった
「なんかあった?」
どうやらディープキスをされて感じちゃったらしい
だけど初めての経験で本人はわかって無いみたい、
病気かな?なんて・・・
ほんと可愛いんだから、女の私でも純粋な優子ちゃんを好きになっちゃう
小嶋君は慣れてるから上手いんだろうなー、
佐江ちゃんも中学の時からモテてたらしく
上手いもんなー
私だって初めてじゃなかったけど、
あんなキスは初めてで興奮しちゃったもん
うぶな優子ちゃんがあんな経験したらそりゃーボーとしちゃうよね
でも、マネージャーとして少しきつく言っておいた
そしたらいつもの優ちゃんに戻って元気に走り出したから一安心
でも、もしその先を経験しちゃったらと思うと・・・
大丈夫かな (汗)
陸上に影響が出なければいいんだけど・・・
そんな心配をしていると「ゆきりーん ! クラブ終わったよー!」
私の王子様が体育館の入り口の所から叫んでる
もう、恥ずかしいんだから、 無視しているといつまでも叫んでるから
振り向いて小さく手を振ってあげると
「愛してるよー ♪」
もう、バカなんだから
いつもの事だからみんな気にもかけずに片付けをしてるんだけど
優ちゃんだけが顔を赤くして気にしてる
もっと免疫付けないとだめかもね、小嶋君ファイト
絵文字が邪魔だとご指摘を受けました
某ブログのコピーの為そのまま絵文字も着いて来てるんですが
携帯だと化けるんですかね?
これからの分は取り除いていきますが
今までの分は申し訳ありませんがそのままにしておきます
優子
その日のクラブは身が入らなくてキャプテンに怒られた
ゆきりん先輩が心配して
「どうしたの?お昼になにかあった?」
て聞いてくれたから相談することに
「ゆきりん先輩は、キスされて・・・その・・・力が抜けてお腹のあたりが
キュウってなった事ありますか?
」
「優子ちゃんはそうなったの?」
「ハイ・・・」
「もちろん小嶋君だよね」
「はい・・・」
「小嶋君も経験豊富だしキスも上手いんじゃないかな」
も!って事は、佐江も?
「でも、何とも言えない感覚に襲われて・・・私、どこか悪いのかな(汗)」
「それは優子ちゃんも小嶋君の事が好きで
お互いに好きって気持ちが強いからじゃないかな」
「でもね、それで練習に身が入らないのであれば
付き合うのはやめた方がいいんじゃないかなー」
「えっ!それは・・・」
「これからはキスより先もあるだろうし・・・
優子ちゃんはスポーツ特待生だから
陸上がおろそかになったらいけないよね」
「・・・・はい・・・」
「恋は恋、クラブはクラブ、ちゃんとけじめをつけれるようになりなさい 」
「はい、ちゃんと切り替えて頑張ります 」
「分かればよろしい(笑) 」
笑いながら頭をくしゃって撫でてくれた
良い先輩に恵まれてるなー
あと30分クラブ頑張って
帰りは陽菜に思いっきり甘えようっと