ファミリー  46

麻里子

「なあ麻里子」

「あら呼び捨てなんて珍しい(*`ω´)」

「うん・・・俺って幸せだよな」

「どうしたの?頭でも打った(笑)」

「美人な奥さんがいて」

「あら」

「可愛い子どもが3人もいて」

「そうだね(*`ω´)」

「仕事も順調だし」

「もうすぐ死んじゃうみたい 」

「こんな幸せ一生続かないよな・・・」

「なんかあった?」

「同期のやつでさ、ザ!理想家族
ていうやつがいたんだけど・・・」

「過去形なんだね(笑)誰?」

「北川・・・」

「ああぁー!北川君」

「いつも自慢のしあいっこしてたのに・・・」

「もしかして離婚したの?」

「っ・・・・」

「浮気でしょ?」

「そう、それで奥さん子供おいて男と出て行ったんだって」

「えっ!奥さんの方なんだ・・・
小さくてかわいらしい奥さんだったもんね」

「はあ・・・・ 」

「もし、私が浮気してたらどうする?」

「 まっ麻里ちゃん・・・ 」

「そんなわけないでしょ、ゆっぴーはしてないよね・・・・?」

「当たり前だろ!」

「私が出ていくときは4人とも連れて行くよ(*`ω´)」

「俺一人・・・・ん?4人?」

「そ!家族5人一緒がいいでしょ(*`ω´)」

「うううぅぅまりご 」

「それにすぐ泣くしすぐ体壊しちゃうゆっぴーほっとけないもん
下手したら一番手がかかるんだから(笑)」

「まりじゃんずき 」

「ハイハイ(笑)」

「ちゅーする 」

「もう・・・ちゅっ 」

「・・・・今日いい?(´-∀-)」

「仕方ないなぁー(*`ω´)」

「アハッ(´-∀-)早くベットいこ 」

「子供はもういらないからね!」

「ハイ・・・・ 」

ハの字眉のゆっぴーも可愛いからつい意地悪しちゃう
なんてったってSだからね

ファミリー  45

麻里子

土曜の夜ゆきりんご懐妊のお祝いを兼ねての夕食会
何やらコソコソ話しているスケベ顔の二人組

「お前もあの日生でやってたのか(-∀-`) 」

「えっ?優さんも!よかったじゃん 」

「でも俺はなか出し禁止だったからなぁー・・・」

遠くを見つめるゆっぴー

「佐江はなか出しし放題だったぜ 」

「くそー何回やったんだ 」

「えーと・・・」

いきなり指を折って数えだす佐江ちゃん

「イチ・ニイ・サン・シイ・・・・」

「あぁぁーもう数えなくていいから(汗)」

「えーせっかく思い出してたのにぃ 」

「俺なんてたった・・・・」

また遠くを見つめるゆっぴー・・・

何やってんだかほんとに・・・

食事が終わっても端によって二人で飲みながら
語り合ってる

昔からの友達みたいに何でも話し合い相談もしてるみたい

仕事の事は私に言えばいいのに
男のプライドなのか愚痴や弱音は一切言わない

かっこいいよゆっぴー(*`ω´)

「ママーみなみがぁ(бвб)」

みなみを見るとテレビを見ながら舟をこいでる(笑)
その隣で食事の後なのにお菓子を食べてるあっちゃん

「もうこんな時間ですもんね敦子帰ろうか」

「ぱぱわぁ?」

「パパも帰るよ、佐江ちゃんそろそろお暇しましょう」

「ゆきりんまだいいじゃないのぉ
久しぶりだしもう少し佐江を貸してよ(-∀-`) 」

「迷惑でないのなら・・・麻里子さんいいですか?」

「うちは全然いいよ、勝手に飲ませとく」

「すいませんお願いします」

「このままソファーで寝ることになると思うから
玄関閉めといていいよ(*`ω´)」

「わかりました、敦子帰るよ」

「うん!パパお休み、チュッ」

「グハッ!可愛いじゃねえか、いいなー佐江は
うちなんて最近全然ぜ 」

ちらっと陽菜をみるゆっぴー
この頃キスしてくれないもんね(笑)

「あっちゃんおじさんにもしてほしいなぁー(´-∀-)」

「いいよ!チュッ 」

頬に可愛くキスしてもらいデレルゆっぴー

それを黙って見ていた陽菜がいきなり立ち上がり
つかつかとゆっぴーの前まで行ったと思ったら
両手で頬をつかみ引き寄せて
唇にチューとキスをした

目を大きく見開いて固まるゆっぴー

「パパは・・・優ちゃんは陽菜のなんだから
あっちゃんにあげないもん(бвб)」

その言葉に崩壊するゆっぴーの顔(笑)

陽菜をギューと抱きしめて

「にゃんにゃん愛してるよ」

て叫ぶと

「煩い!(бвб)」

て怒られるも、うれしそうな陽菜とゆっぴー

よかったねパパ(*`ω´)

あくまと花嫁♂ 31

優子

「ただいまー(бвб) 」

「お帰りなさい、早かったのね」

「こ、こんにちは、初めまして(汗)」

「あら、可愛らしい奥さんじゃないの(笑)」

「うん、ハルナの優子(бвб) 」

「優子ちゃんこれから宜しくね」

「は、はい!(汗)」

はるなのお母さんは凄く綺麗な人・・・じゃなくてあくま

さすがはるなのお母さんだなーなんて思っていたら

「ナナは?」

「さあ?あなたが出て行ってから少しして出て行って
一度も帰ってきてないわね」

「はるな、ななってだれ?」

「ハルナのお姉ちゃんだよ(бвб) 」

「え?はるなにお姉ちゃんがいたの?」

「言ってなかったっけ?」

「聞いてないよ(汗)」

「まあ、人間界で言う行き遅れ?て言うやつだから
子供は諦めてお姉さん方とやりまくってる」

「やりまくってるって・・・(汗)」

「もういいでしょ、部屋に行こう早く結界貼りたいし」

「部屋に貼るの?」

「家全体にはパパとママが貼ってくれるんだけど
防犯強化の為に部屋にも貼るの
だから勝手に一人で家から出たらダメだからね」

「うん、もうあんな思いは嫌だから・・・・」

「ここではあくまみんなが守ってくれるから
もしもの時は大きな声で助けてって叫ぶんだよ」

「うん(´-∀-)」

「・・・・そうだ、ねえママ翼ってどうやったら生えるんだったっけ?」

「ハルナはどうやってるの?」

「ん〜と、えい!て思ったら生えてくる(бвб) 」

「いい加減だわね、もしかしてそれを優子ちゃんに教えたの?」

「だって、それしか知らないもん」

「それじゃー出てこないわね(笑)」

「むぅー・・ハルナは出て来るもん」

「いい?背中に意識を集中させて
翼よ生えろ!て強く願ってみなさい」

「はい(-∀-`) 」

言われた通り念を込めて翼よ生えろ〜て思ったら

パサッ・・・・

「プッ、なにそれ〜可愛い〜(бвб) 」

何故かはるなに笑われて慌てて背中を見ると・・・
キューピーさんのような小さくて可愛い羽根が生えていた

「翼って言うより羽根だね(笑)」

「ううぅぅ・・・・」

恥ずかしい(汗)

「仕方ないわよまだ、あくまになり立てなんですもの
ハルナだって初めての時はこれぐらいだったでしょ」

「だってそれ、子供の時だよ
優子は二十歳超えてるのに(笑)」

「あくまとしては子供と同じなのよ」

「あう・・・これじゃ飛べない(汗)」

「だんだん大きくなっていくわよ
それまではハルナに連れて行って貰えばいいのよ」

「仕方ないな〜(бвб) ・・・・
ねえ、ちょっと動かしてみてよ」

背中に力を入れると

パタパタ・・・パタパタ・・・・

「フフフ可愛い〜パタパタ言ってるぅー♪」

もうやだ、恥ずかしいからなおそう

もう一度背中に意識を集中させると背中が軽くなった

「ああぁ!!可愛かったのにぃー(怒)」

「だって、ヤダもん・・・」

「毎日出してね」

「やだ」

「どれだけ大きくなってるか観察しないといけないでしょ」

「一人でする・・・」

「ハルナが毎日測ってあげるから」

「いい、子供産まれるまで出さない!」

「じゃー人間界に帰れないね(бвб) 」

「え?はるなが連れて帰ってくれるんじゃ・・・」

「ハルナの言う事は聞いてくれないのに
なんで優ちゃんの言う事だけ聞かないといけないの(怒)」

「ううぅぅ・・・・(涙)」

「そんな意地悪してると嫌われるわよ」

「大丈夫!優子はハルナの事大好きだもんねー」

「そ、そんな事・・・(汗)」

「ないって事?(怒)」

「そう言うわけじゃ・・・・(汗)」

お母さんの前なのに恥ずかしいよ(汗)

「じゃーどうなの!」

「す・・・・き」

「はっきりと!」

「大好き!(汗)」

「フフフほらね、大丈夫でしょ(笑)」

「ナナといいハルナといい、なんでこんな子に・・・」

「はあ?なんか言った?」

「優子ちゃんがいい子で良かったわ」

「当たり前じゃん、ハルナの優子なんだから(бвб) 
ほらいくよ」

はるなについて部屋に行き中に入る

「ここに立ってて」

真ん中に立つと何やら呪文を唱えだすはるな

一瞬光ってまぶしくて目を閉じると

「はい終わった、家の方はパパが帰って来てからだから、
あ、持ってきたやつだして」

何もない部屋に鞄からテーブルとベッドを出すと
部屋の隅にベッドを置き指でトンと叩くと
元の大きさに戻った

「テーブルはこの辺でいい?」

「うん」

真ん中に置いてまた元の大きさに戻す

「外案内してあげるから行こう(бвб) 」

「うん」

「ママ、ちょっと行って来る」

「白の時間になる前に帰ってきなさいよ」

「わかってるし(бвб) 」

はるなに抱きかかえられ外へ飛び出した
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