佐江
やっと苦しかったテストが終わった♪
昼から練習があるから
秋元先輩・ゆきりん・さや姉・優子の5人でご飯を食べてる
「優子、今日もそれだけ?」
「うん、なんか食欲なくて 」
「ダメだよそんなゼリーやカロリーメイトだけじゃー体力持たないじゃん 」
「家では食べてるから大丈夫だよ 」
ウソばっかり、最近食事の量が半分くらいに減ったっておばさん心配してたもん
「無理すんなよ」
「ありがとう佐江(´-∀-) 」
て言ったのに・・・・
なんか胸騒ぎがして休憩中に携帯を見ると
ゆきりんからメールが来てて
(優ちゃんが倒れたから今、病院に来て点滴してます、
病院から直接帰るね)
休憩の時見てよかった、監督に言うと帰らせてもらえたからその足で
病院に走る、その間に敦子にもメールしておいた
着いたらまだ点滴が終わって無くてゆきりんがベットの横に座って
優子の手を握っていた
「どうなの?」
「軽い栄養失調とストレスによる過労だって」
「やっぱり・・・あいつのせいだ(怒) 」
「佐江ちゃん・・・(汗)」
「優子!ゆっぴー 」
二人が駆け込んできた
「敦子、優子がとうとう・・・」
「うん・・・」
「でっあいつは何で来ないんだよ
まあ、来ても逢わせてやんないけどな 」
「ニャロはテスト中はいつも徹夜するから帰って寝てると思う
寝てる時のにゃろは電話しても絶対に出ないからね
でも・・・・・ゆっぴーの携帯貸して」
プルルル、プルルル
(もしもし優子 (汗) )
(篠田だよ)
(はあ(怒) 何で麻里子が優子の携帯持ってんだよ )
(それはね、ゆっぴーが倒れたからだよ)
(バカ(汗) それを先に言えよどこの病院なんだ? )
(秋場病・・・) ブチ
「ほら直ぐ出ただろ(笑) さすがゆっぴーの携帯だね(*`ω´) 」
「は・・・な・・」
「えっ?」
「んん・・は・・る・・・」
「・・・優子」
「優ちゃんね、寝言でずっと小嶋君を呼んでるんだよ」
「ゆきりん・・・」
「佐江ちゃんの気持ちもわかるけど・・・
二人とも想いあってるのに
何で上手くいかないのかな 」
「にゃろ、陽菜はね愛されることに慣れてないんだよ
だから上手に愛せない、愛し方がわからない」
「・・・・・」
「もう一度チャンスをあげてくれないかな敦子、佐江お願い 」
「私はね、優子が幸せならそれでいいの、苦しむ姿は見たくない」
「佐江だって同じだよ 」
「じゃー・・・」
「でもこれが最後だから、次は無いからね 」
「さすがゆきりんの彼氏、かっこいいぞ(*`ω´) 」
「あっ、あたり前だろ! なあ、ゆきりん♪ 」
「かっこいいよ佐江ちゃん(笑) 」
「ゆきりんは可愛いよ♪ 」
あいつが来たらゆきりん連れて早く帰ろっと
優子
アウトレットから帰って来てから2週間陽菜と一言も話してない
だって、お昼も一緒に食べないし
毎日違う女の人と一緒にいるんだもん・・・・
そりゃ送ってくれなくてもいいって言ったけど・・・・・
ドンドン陽菜の事が好きになって行く自分がいて・・・
でももうすぐ初めての高校総体があって・・・・
集中しなくちゃいけないから・・・
近くにいると陽菜の事ばかり考えちゃうから
少しだけ距離を置こうと思っただけだったのに・・・
私、振られちゃったんだよね
篠田先輩はそんなことないよって言ってくれるけど
どう見ても私なんかより陽菜とお似合いの女の人達と
一緒に居るし・・・
練習中は考えないように・・・ううん、考えれないように必死で走ってる
監督からはオーバーペースだ!
て言われるけど無心で思いっきり走ってないと考えちゃう
もうすぐテストも始まるし勉強もしないといけないし
テストが終わるとすぐ夏休みに入り
1日練習になって総体が始まるし
頑張らなくっちゃ、
みんな心配してくれるんだけど誰の声も入ってこなくて
テスト明けの私の体は悲鳴を上げていた
麻里子
次の日学校に行くと陽菜が女の子の肩を抱きながら登校してきた??
「ちょっ、ニャロどう言うつもりだよ(汗)」
「前の陽菜に戻っただけだよ」
「ゆっぴーはいいのかよ(怒) 」
「誰それ、そんなやつ知らなーい 」
昼も一緒に食べなくなり毎日違う女と一緒にいる
「麻里子、あれどう言う事なの (怒)」
「いやー陽菜もあれで苦しんでいるわけで・・・ 」
「楽しそうに遊びまくってるじゃん 」
「・・・ゆっぴーも悪いんじゃないかな、送っていらないって言ったんだよね」
「うん・・・陸上に集中したかったから・・・」
「じゃー何もない陽菜はどうしたらいいのかな?」
「・・・・・」
「優子は最初に陸上が大切だって言ったはずだぞ (怒)」
「佐江ちゃんいいよ 」
「よくない、優子は全然悪くない(怒) 」
しかたないよなーああ見えて寂しがり屋の陽菜だからひと肌が恋しいのは分かるけど
前よりもひどくなってる気がする
篠田も敦子とばかり遊んでニャロの事ほったらかしにしてたからなー
そろそろ出番かな(*`ω´)
教室に戻ると机にとっぷしてるニャロ
「陽菜、今日遊ぼうぜ 」
「何だよ急にあっちゃんはどうしたんだよ」
「敦子はみーちゃんと買い物だって」
「ふーん、でっどこ行くんだ?」
「カラオケ行って発散しようぜ 」
「・・・まーいいや、久々のカラオケだし」
歌いまくって3時間
「久しぶりに疲れた― 」
「毎日疲れることしてるくせに 」
「それがさー・・・全然起たなくてさー 誰としてもダメなんだよなー」
「マジか、誰一人ダメだったのか?」
「ああ・・・自分でなら出来るのに・・・」
「それは、誰かを思いながらしてるからだろ(*`ω´) 」
「うるさいなー(怒) 」
「もっと素直になれよ」
「でもな、あそこまで拒否られるとさすがの俺もへこむぞ」
「嫌いって言われたわけじゃーないんだろ 」
「うん・・・」
「敦子が言ってたんだけどさーゆっぴーグアム行くの楽しみにしてたらしいぞ」
「そっそうなのか(汗) 」
「あの開放感にゆっぴーの心も開放されて・・・ 」
「おっ俺、もう一度頑張ろうかな 」
「たださ、今までの行為は浮気だからな〜、
1年生達怒ってたよー絶対に渡さないって」
「どうしよう麻里ちゃん」
「篠田知らなーい 」
「そんなー助けてくれよ (汗)」
「ニャロの別荘なんだし、グアム無しにするぞーって言えば 」
ナイス麻里子様、後は優子だよなーとりあえずもう少し落ち着いてからにしよう
陽菜
優子から少し遅れてトイレから出た俺はすぐナイキショップに戻って
優子がずっと見ていた金色の靴を買った。
でも持ち歩くとバレルから家に送る事にした
はあー・・・また失敗しちゃったよ、でもあの細い体にあの胸は反則だよな
陽菜の大きな手でも収まりきれないくらい大きくて柔らかかったなー
やばいあの感触が忘れられない・・・・
「あれー変態な顔をしたお兄さんが1人でどうしたのかな? 」
横を見るとニヤニヤした麻里子とあっちゃんが立っていて
「優子はどうしたの? 」
少し怒りかけのあっちゃん・・・
「えっと・・・一人で買い物に行った(бвб) 」
「泣かせたんじゃないでしょうね 」
「・・・・・」
「最低(怒) 私の優子になにしたのよ! 」
「はるなの優子だし 」
「優子は今も昔も私達の優子なの! 」
「敦子は篠田の! (*`ω´)」
軽く睨まれる麻里ちゃん
「優子を泣かせるんだったら、私達が全力で守るから覚悟しててよね
」
「そうだそうだ!」
「麻里子の友達なんだから麻里子も同罪
」
「陽菜しっかりしなさい 」
麻里ちゃん完全に尻に引かれてるし
少し早いけど集合場所に行くと反対側から、
子供がじゃれてるようにしか見えない二人と
それを見守る母?の3人が歩いてくる
手にはソフトクリームを持って嬉しそうに舐めながら・・・
「あっちゃん、ゆきりんに買ってもらったの 」
あっちゃんが食べたいと言うと飛んで行った麻里子(汗)
あいつも変わったよなー・・・
全然陽菜の方を見てくれないコリス・・・怒ってるよなー・・・
帰りの車もゆきりんとみ〜ちゃんの間に座ってるし、俺の横には
同じ小さいサイズだけどテカッてるたかみなが・・・ 暑苦しい
優子の家の前で二人で降りると
下を向いたまま、「陸上に集中したいし、明日から丁度朝練がはじまるから
朝のお迎えはいい・・・帰りも送ってくれなくていいから」
て言うと陽菜の返事も聞かずに家に入ってしまった・・・・
これって・・・・陽菜振られたのか?
もういいや、女なんて沢山いるんだし、こんなの俺らしくない!
バイバイ、優子(бвб)
峯岸
ゆきりんとブラブラしていると向こうから小さいリスがとぼとぼ歩いてくる
ありゃりゃなんかあったな
「優子!! 」
声をかけると嬉しそうに走り寄ってくる
「みーちゃん、ゆきりん先輩一緒に回ってもいいですか? 」
「いいけど陽菜は?」
「知らない 」
ムウて少しすねたそぶりを見せやけど
すぐに笑顔になって
「ソフトクリームが食べたい 」
なーんてかわいく言う・・・
んー同級生とは思えないこの可愛い小動物
ゆきりんが「じゃーお姉さんが奢ってあげる 」
私もテンションが上がって二人できゃっきゃ言いながら盛り上がる
そろそろ時間だから3人でソフトクリームを食べながら集合場所に行くと
みんな揃ってて、敦子が
「いいなー敦子もも食べたい 」
といった瞬間
「篠田が買ってくるから」
と言って走って行った・・・甘やかしすぎですよ先輩
陽菜は何もなかったような顔をしながら優子をちらちら見てる・・・
優子はおいしそうにソフトクリームを食べてるし、たかみなとさや姉は
すごいセンスの悪い帽子をおそろいでかぶってるし・・・
なんか見てるだけで面白いよこの人たち
まだまだネタは尽きそうにないね