二日目の朝、早起きして梅ちゃんを誘いティをしに行く

「かまえたらすぐあげて」

「体制崩れんと?」

「うん、崩れても芯に当てて打てるようにならなきゃ
レギュラーになれないからね」

「すごかね」

「梅ちゃんは長距離バッターだからどっしりかまえるもんね」

「この体型いかして打ちよるからね」

「もう少し痩せた方がいいんじゃない?」

「ダイエットしよったけど倒れそうになったけん止めたと(笑)」

「そりゃー朝コーンフレークだけでの練習は
体力持たないよ(汗)」

「優子は少しがっちりしたとよね
入って来た時はヒョロヒョロじゃったもん(笑)」

「それは忘れてよ(汗)嫌いなお肉も食べるようにして
トレーニングもしてるから力ついて来たんだ」

「来年ベンチ登録メンバーに入れるように頑張ろうね」

「だーね、その為にはみんなより練習しなきゃ」

「おう!頑張るたい(笑)」

二ケースずつ打って食堂へ行こうとしたら

「大島!(бвб) 」

「はい!(汗)」

後ろからいきなり呼ばれて振り返ると

「もう少しバット短く持ってみな」

「はい!」

「横の子はアッパーすぎるからもう少し上からたたいた方がいいよ」

「はい」

そう言うと踵を返し歩いて行った

「見ててくれたとね」

「そうみたいだね」

「かっこよかねー♪」

「うん・・・なのに可愛い」

「・・・・・優子、恋したと?」

「ち、違うよ尊敬って言うか憧れてるだけ」

小嶋さんともっと話したいとか近くに行きたいって思うけど
いざそうなると緊張して話せないし顔もまともに見れないから・・・

私には手の届かない人だもん・・・
全日本にも選ばれてるってキャプテンも言ってたし・・・

次元が違いすぎる

でも少しでも近づきたいから頑張るね小嶋さん