陽菜
「ふぁぁ〜」
「なんだ、陽菜寝不足か?」
「昨日ちょっと寝るのが遅くなってさ」
「ちょっと!(汗) 」
「なんもしてねえよ、話してただけだし(怒) 」
「昨日夕方寝すぎてなかなか眠れなかったから進路について
相談にのってもらってたの 」
「なんと 陽菜にか?こいつに相談しても何の解決にもならないんじゃ(汗) 」
「ひでーな・・それが親の言う事か(怒) 」
「そんな事ないです、陽菜のおかげで進路きめられたから 」
「それで高校卒業したらどうするの優子?」
「お母さん、私大学行って勉強しながらオリンピック目指す 」
「オリンピックは来年の夏だから一年で終わりだよ
そのあとは大学で陸上するの?」
「野呂姉は・・・オリンピックまでの契約だったね・・・」
「契約ではそうだけど、私は・・・」
「陸上するかどうか・・・・オリンピックの後の事はまだ考えてないんだ
勉強はしっかりして将来陽菜の手伝いが出来たらって思ってるんだけど・・・」
「けど何?まだ何かあるの 」
「はるな〜・・・(汗) 」
恥ずかしいのか俺に助けを求めてくる優子
「すぐできるかどうかわかんないけど、俺の子供を産みたいって
言ってくれてるんだ 」
「「「えぇっ!! 」」」
「なんでそんなに驚くんだよ 夫婦なんだから別にいいだろ(怒) 」
「いや、優子ちゃんなら次のオリンピックだった狙えるから(汗) 」
「子供産んでも復活してきてるランナーは沢山いるからその辺は
やる気次第かな、私もサポートするし!」
「トレーナー、いいこと言うねー 」
「ちょっと陽菜君、そのトレーナー呼びやめてくれないかな
せめて野呂さんとか?」
「・・・・じゃーのろちゃん(笑) 」
「いやいや、これでも年上ですよ 」
「嫌ならトレーナーのままだし(怒) 」
「わかりました!それでいいや 」
「おいおい、あんまり俺の彼女いじめないでくれよ(笑) 」
「おお!もう彼氏気取りか、兄さん 」
あれ?二人とも赤くなってねえか・・・・
ちょっとまてよ・・・昨日同じ部屋で寝たんだよな・・・
「あぁー!お前らもしかして〜(怒) 」
「ワーワーワー(汗) 」
ちきしょう 俺には我慢させといて、自分たちはやったのかよ(怒)
くそー自分かってな大人にだけはなりたくないぜまったく(怒)