「今日からよろしくね大島さん♪」
「こちらこそよろしくお願いいたします専務」
「なんか堅苦しいわぁ美優紀って呼んでよ」
「いえ、そんな事は出来ませんので」
「大島さんて雨の日、本社のロビーにおった人やんね」
「雨の日ですか?・・・・え、あの時あそこにいらしたんですか?」
「そうやねん、うちな今までは大阪支店におってん
あ、なんで関西弁かというと今の会長が大阪で作った女の子供やから
いわゆる妾の子?まあそんな事はどうでもいいねんけど
あの時丁度異動の話で東京に来ててん
今の世の中業績さえ上げてれば出世できるねん
栄転且つ専務やで凄いと思えへん」
「す、凄いですね(汗)」
「あの時めちゃかわいい子供おるやん
なんで会社におるんやろうって思ってじっと見てたら
篠田さんとこの小嶋常務と話してるやん
その後受付の子に聞いたら常務秘書や言うから
嘘やん( *´艸`)妹ちゃうんて言う話で盛り上がっててん
その子がここの秘書課に来るって聞いたから
うちの秘書に頂戴!て手あげてんで♪」
「はぁ・・・ありがとうございます」
「公私共に仲良くしようね」
「公私共に?」
「うち、可愛い女の子大好きやねん
大島さんドンピシャやわ」
「え?せ、専務(汗)」
ジリジリ歩み寄ってくる専務
そのまま壁に追い詰められ顎を持たれた
「やめて下さい専務(汗)」
何で私に迫ってくる人はみんな背が高いんだろうか・・・
「小さくて可愛い♪」
そっか、私が小さいだけか・・・(-∀-`)
て、納得してる場合じゃなーい(汗)
「専務、これからの打ち合わせをですね」
「今はその薄い唇を塞ぐことが大事」
「ダメです専務(汗)」
スローモーションのように近づいてくる唇・・・
これって裏切りになるのかな(汗)