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サクセサー 3

「何をそんなにイライラしてるの?」

「それは!いきなりこんな所に連れてこられて
だだっ広い部屋で一人、30分も待たされてたからです(怒)」

「あぁ・・・(бвб) 」

「あぁ〜(бвб) じゃないよ(怒)」

「喪服から私服に着替えるのに何着ようか迷っちゃって」

「迷っちゃってて・・・はぁ・・もういいや
で、用件は何?早く帰りたいんだけど」

「どこに(бвб)」

「家に決まってるだろ」

「誰の?」

「私の!」

「ここだよ(бвб)」

「はい?」

「ここが今日から優子の家(бвб)」

「何言ってんの?なんで私が陽菜の家に住まなきゃいけないの?」

「母親が死んだら優子を小嶋家に迎え入れる事
それがおじいさまの遺言だから」

「おじい様?遺言?
なんで陽菜のおじいちゃんの遺言に私が出て来る訳?
違う優子さんじゃないの?」

「大島優子、10月17日生まれの18歳でB型」

「・・・・・どういう関係なわけ?」

「優子はおじいさまの子供で私の叔母」

「はぁ?子供って・・・陽菜のおばさん?私が?」

「優子が子供で本当は後継ぎだけど
遺言で陽菜が後継ぎだって事になってるから
優子は好きな事してていいよ」

「いや、ちょっと待って意味わかんないし(汗)」

「・・・・そう言う事だから
私は優子の姪だけど私の事はお姉さんだと思ってくれていいから
一応年上だしね」

「とりあえずいったんうちに帰して」

「だから!帰る家はないんだって」

「・・・・・もしかして・・・」

「アパートはお葬式してる間に解約したし
荷物もすべてここに運び込んである
捨てようと思ったけど思い出の品とかあったらいけないから」

「ウソでしょ」

「私、嘘はつかない主義なの」

「じゃーお店に来た時、私の事知ってたの?」

「どんな子か様子を見に行った」

「ウソつきじゃん」

「ウソは言ってないよ、優子の事知らないって言った覚えないし」

「じゃー抱いたのは何で?」

「あれは・・・成り行きというか・・・
お金が必要だったんでしょ」

「そうだけど、抱かなくてもよかったじゃん(怒)」

「理由が無いのにお金だけ渡すのって変でしょ?」

少しでもいい人だって思ったのに・・・
好きになりかけてたのに・・・
全部同情だったんじゃん


「ついて来て」

ゆっくり歩く陽菜の後ろからついて行く
それにしてもどれだけ大きいんだここの家(汗)

二階へ上がると

「ここが優子の部屋」

「陽菜の部屋は?」

「私の部屋は三階」

「三階のどこ?」

「全部」

「はい?」

「だから全部!耳悪いの?」

「全部って・・・ここの広さそのまま三階もでしょ?」

「そうだけど何?」

「いや・・・広すぎでしょ(汗)」

「6部屋あるけど二つはクローゼット代わりで
あと、仕事部屋とテレビを見る部屋と寝室」

「あと一つは?」

「婚約者が来た時に泊まる部屋」

「・・・・婚約者がいるんだ」

「この家を絶やせないからね」


やっぱり男がいいんじゃんか
何であの時抱いたんだよ、バカヤロー(涙)
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