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サクセサー 19

「優子・・・優子起きて」


いい匂いに包まれ気持ちよく眠っていたのに
いつもの・・・・厳しい陽菜の声に起こされた


「ん〜ん・・・・今何時〜」

「5時」

「・・・・・おやすみ・・・」

「優子も昨日お風呂入ってないでしょ
私今から入ってくるから自分の部屋へ帰って」

「ここで待ってる・・・・」

「ダメ!ほら早く」


布団を剥ぎ取られベットから落ちそうになった


「危ないなぁー(怒)」

「早くしないからでしょほら出ていって」

「なんだよ、昨日のそばに「煩い!」



もしかしてあれは夢だったのか?
いや、ここで寝てたってことは夢じゃないよね?
持ってきたスープは・・・・・飲んでるじゃん(笑)



「7時から朝食だから遅れないように」


そう言うと部屋から出ていった

・・・・・そうだよ、私もお風呂に入らなきゃ(-∀-`)

急いで自分の部屋へ戻り着替えを持ってバスルームへ行くと


「今、陽菜様が入っておられるので入れません」

「いいじゃん、女同士なんだし」

「陽菜様の了解なしには入れません」

「じゃー聞いてきてよ」

「わたくしも入る事が出来ませんので聞けません」

「なんなんだよそれ・・・・私が聞いてくるから入れて」

「駄目です!」

「・・・私第二継承者だよ」

「あくまでも第二ですから」


少しの間押し問答してるけど
何をいっても入れてくれそうにない・・・
こうなりゃ強行突破だ!

振り返り戻るふりをしてダッシュでノブに手をかけ・・・・


「ウワッ(汗)」

いきなりドアが開き空を切って突っ込みそうになる

「・・・・・・バカ(бвб)」


そこには部屋着姿であきれ顔の陽菜が立っていた


「ほ、ほら早く入んないと朝食に間に合わないかなって(汗)」

「はぁぁ・・・・・・・・どうぞ」

「お、おう(-∀-`;)」

時間はまだまだあるからゆっくり入り
時間通りにダイニングへ行くと

「オッハー(*`ω´) 」

「ゲッ・・・」

「その反応はひどいな(笑)」

「なんでいるんだよ」

「篠田はもう家族で朝食は一緒に食べられるからだよ」


そうだけど・・・もしかしてまた私が寝てる間に
あいつの部屋へ行って・・・


「アハハハゆっぴーはわかりやすいね
昨日の夜来たんだけどもう寝てるって言うし
起こすのも悪いから朝挨拶して帰ろうと思って
泊ったんだよ、
あぁ・・・自分の家なのに泊ったって言い方も変か(笑)」


そう、籍を入れ戸籍上は小嶋の姓になった篠田さん
仕事の関係上まだ誰にも言ってないみたいだから
篠田のままで過ごすんだって

まあ、いずれ抜けるんだからその方がいいのかもしれないけど


「おはよう・・・」

「おはようにゃろ、今日は体調良いみたいだね」

「うん、心配かけてごめんね」


なんだよその態度の違い(怒)
そりゃ、一応夫婦だけどさ・・・
私は、私の事は愛してるんでしょ?
だったらもう少し優しくしてくれたってさ


「・・・・・(*`ω´) 」

「人の顔じろじろ見んなよ(怒)」

「ゆっぴーはホント分かりやすいよねぇ〜(笑)」

「な、何だよ(汗)」

「そんな所にも惹かれたのかな?」


陽菜の方をちらっと見る篠田さん


「・・・・・・・」


無視して食事の用意を待つ陽菜


「小嶋になって初めての家族団らんは最高だね(*`ω´) 」

「食事の時にしゃべってもいいのかよ」

「まだいただきますしてないからいいんだよ」


こいつ・・・・・・私よりチャラくない?



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