「優子・・・優子起きて」
いい匂いに包まれ気持ちよく眠っていたのに
いつもの・・・・厳しい陽菜の声に起こされた
「ん〜ん・・・・今何時〜」
「5時」
「・・・・・おやすみ・・・」
「優子も昨日お風呂入ってないでしょ
私今から入ってくるから自分の部屋へ帰って」
「ここで待ってる・・・・」
「ダメ!ほら早く」
布団を剥ぎ取られベットから落ちそうになった
「危ないなぁー(怒)」
「早くしないからでしょほら出ていって」
「なんだよ、昨日のそばに「煩い!」
もしかしてあれは夢だったのか?
いや、ここで寝てたってことは夢じゃないよね?
持ってきたスープは・・・・・飲んでるじゃん(笑)
「7時から朝食だから遅れないように」
そう言うと部屋から出ていった
・・・・・そうだよ、私もお風呂に入らなきゃ(-∀-`)
急いで自分の部屋へ戻り着替えを持ってバスルームへ行くと
「今、陽菜様が入っておられるので入れません」
「いいじゃん、女同士なんだし」
「陽菜様の了解なしには入れません」
「じゃー聞いてきてよ」
「わたくしも入る事が出来ませんので聞けません」
「なんなんだよそれ・・・・私が聞いてくるから入れて」
「駄目です!」
「・・・私第二継承者だよ」
「あくまでも第二ですから」
少しの間押し問答してるけど
何をいっても入れてくれそうにない・・・
こうなりゃ強行突破だ!
振り返り戻るふりをしてダッシュでノブに手をかけ・・・・
「ウワッ(汗)」
いきなりドアが開き空を切って突っ込みそうになる
「・・・・・・バカ(бвб)」
そこには部屋着姿であきれ顔の陽菜が立っていた
「ほ、ほら早く入んないと朝食に間に合わないかなって(汗)」
「はぁぁ・・・・・・・・どうぞ」
「お、おう(-∀-`;)」
時間はまだまだあるからゆっくり入り
時間通りにダイニングへ行くと
「オッハー(*`ω´) 」
「ゲッ・・・」
「その反応はひどいな(笑)」
「なんでいるんだよ」
「篠田はもう家族で朝食は一緒に食べられるからだよ」
そうだけど・・・もしかしてまた私が寝てる間に
あいつの部屋へ行って・・・
「アハハハゆっぴーはわかりやすいね
昨日の夜来たんだけどもう寝てるって言うし
起こすのも悪いから朝挨拶して帰ろうと思って
泊ったんだよ、
あぁ・・・自分の家なのに泊ったって言い方も変か(笑)」
そう、籍を入れ戸籍上は小嶋の姓になった篠田さん
仕事の関係上まだ誰にも言ってないみたいだから
篠田のままで過ごすんだって
まあ、いずれ抜けるんだからその方がいいのかもしれないけど
「おはよう・・・」
「おはようにゃろ、今日は体調良いみたいだね」
「うん、心配かけてごめんね」
なんだよその態度の違い(怒)
そりゃ、一応夫婦だけどさ・・・
私は、私の事は愛してるんでしょ?
だったらもう少し優しくしてくれたってさ
「・・・・・(*`ω´) 」
「人の顔じろじろ見んなよ(怒)」
「ゆっぴーはホント分かりやすいよねぇ〜(笑)」
「な、何だよ(汗)」
「そんな所にも惹かれたのかな?」
陽菜の方をちらっと見る篠田さん
「・・・・・・・」
無視して食事の用意を待つ陽菜
「小嶋になって初めての家族団らんは最高だね(*`ω´) 」
「食事の時にしゃべってもいいのかよ」
「まだいただきますしてないからいいんだよ」
こいつ・・・・・・私よりチャラくない?