敦子
「おはよう」
みんなリビングに集まってくる
「おはよう!優子大丈夫だったの?」
「私昨日どうやって寝たか覚えてないの (汗)」
と言う事はそのまま寝ちゃったって事か、
陽菜お預けくらっちゃったわけね(笑)
「お風呂入ってたら急に寝ちゃって
起きないから脱衣所に運んで服着せるの
大変だったんだからね 」
「みんなごめんなさい・・ なんで寝ちゃったんだろ?
途中から凄く気分良くて
でもなんかフラフラして・・・疲れちゃったのかな? 」
「優子気づいてなかったの? お酒飲んだんだよ!」
「えー私飲んでないよ!」
「陽菜のジュース飲んだでしょ」
「うん、もう一杯もらった ・・・
えっ?あれお酒だったの 」
気付かないって・・・どんだけお子ちゃまなの
なるほど!って妙に納得してる優子
「とりあえず早く食べよう!お腹すいた 」
「あっちゃんお腹すくと人格変わるもんね 」
「だってイライラするんだもん 」
「いただきまーす 」
「今日はショッピングに行くんだよね?」
「そーだよ!ディナークルーズの服も買っちゃうよ 」
「ねえねえ、みんなで色違いのドレスにしようよ 」
「えー私、似合わないよ(汗) 」
「優子可愛いんだから自身もちなよ 」
「だってチビだし、色も黒いし・・・」
「とりあえず着てみたらいいじゃん!
だめだったら違う服にすればいいんだし」
「さすがみーちゃん!みーちゃんはグリーンだね 」
「敦子それって・・・ 」
「ガチャピン!!(笑) 」
「ひどいぞ!ブラックエンジェル 」
「ブラックマリモっコリもいるよ 」
「それって私の事?」
「ゆきりんブラックオーラがー(汗) 」
「オーラなんて出してません(怒)」
朝からテンションの高い私達、これもグアムのおかげか
優子
朝目が覚めると陽菜に抱きしめられてベットのに寝ていた・・
あれ?私いつ寝たんだろう?
花火して・・・そういえばお風呂入ったような・・・
いつ出たのか覚えてないや
起き上がろうと動くとまたギューて引き寄せられる
「はるな・・・はるなぁー」
起こそうとすると
「んあっ(怒)」 こっ怖い(汗)
「・・・・あっ優子
」
「おはよう陽菜(汗) 」
「お、おう・・・おはよう」
「起きるから離して」
「だめ!まだ寝る 」
「トイレ行きたい(汗) 」
「あっ、 ごめん」
「うん・・・」
パジャマ着てるってことは何もなかったってことだよね・・よかった
トイレから出てベットを見ると陽菜が座っていて
隣をポンポン叩いてる
来いってことかな?
横に行くと抱き上げられて膝の上に座らされた
「まだおはようのチュウしてない 」
チュウて・・・陽菜可愛い(-∀-`)
さっき起こした時一瞬だったけど
怖かったのはなんだったんだろう?
考えてたら顔が目の前にあって朝なのに深いキス
「んん・・・うっ・・・」
肩をドンドン叩くとやっと離してくれた
「朝のチュウはこんなにしないよ (汗)」
「バカだなここは外国だぜ!外国流でするんだよ 」
外国人て朝からこんなキスするんだ・・ 知らなかった・・
食事の時みんなに言ったら、バカにされた
・・・陽菜のうそつき(怒)
「飯食いに行こうぜ」
「みんな起きてるかな?」
「さあな、8時から朝食だって言ってあるから来るだろ」
私聞いてなかった・・ いつ言ったんだろ?
途中から記憶ないや
昨日の事、あっちゃんに聞かなくちゃ
陽菜
スニーカー買ってよかった、
一時は捨てようか迷ったけど
やっぱり捨てれなくて・・・
スゲー喜んでくれてすぐに履いてくれた
みんなに、いいでしょー てドヤ顔してる俺の自慢の彼女
はじめはみんなと一緒に2階の客室で寝ようと思ったけど
一番見晴らしのいい俺の部屋で麻里ちゃんが言ったように
心も体も解放的になってくれたら・・
今日が勝負だからな
バーベキューしながらキャッキャッじゃれ合う子供達・・・
この1年どもは
何でこんなにガキなんだ?俺達が落ち着いてるのか?
まあ、一番はしゃいでるのはコリスなんだけど (汗)
そんな中もくもく食べてるあっちゃんだけど
たまに優子にちょっかい出しては
また食べ始める
「おい!麻里子と陽菜、おまえらなに飲んでんだよ」
「えージュースだけど? 」
「いや、どう見てもカクテルだろ 」
「才加かたいね〜
海外だよ!グアムだよ!
こんなのジュースだよ 」
「まあ、おまえら慣れてるからいいけど・・・
ほどほどにしとけよ」
「あたり前じゃん、
酔うと今夜の楽しみなくなっちゃうからな 」
「はるなーのど乾いた、あっそれちょうだい 」
あっという間に取られて飲んでしまった・・・(汗)
「これ美味しい!もっとちょうだい!」
「いや・・・やめといたほうが(汗) 」
「えーケチー(怒) あっお姉さんこれと同じやつ下さい 」
あぁ・・メイドに直接・・・また一気飲みしてるし・・・
「ご愁傷様(*`ω´) 」
「麻里子・・・ 」
お腹もいっぱいになって花火もして
お風呂に入る事になり大浴場もあるから
女子から先に入る事になったんだけど・・・
アルコールを飲んで走り回ったコリスは酔ってるわけで
お風呂に入るの〜て行ったのはいいけど中で寝ちゃったらしく
みんなで何とか服を着せて陽菜を呼びに来た
抱き上げて部屋に連れて帰りベットに寝かせる・・・
ハアー開放的すぎるって怖い(涙)
陽菜は部屋のシャワーを浴びてベットに入る
せっかく楽しみにしてたのに・・・
嘆いてても仕方ないよな
まだまだチャンスはあるし今日は抱きしめて寝よう!
額にチュッとキスをして子供体温の優子を抱きよせて目を閉じた
優子
ホテルをチェックアウトして海遊館へ
「水族館てなにげに高いよな」
「これぐらい取らないとエサ代とか出ないんじゃないの?」
「おぉー峯岸が真面目な事言ったよ(бвб) 」
「陽菜は私の事バカにしすぎ(怒)」
「呼び捨てにすんなガチャピン」
「いいじゃん優子だって呼び捨てにしてるんだから」
「優子はいいんだよ」
「なんでよ〜一緒じゃんか」
「それは俺の恋・・・(汗)」
「恋!なーにかな(笑)」
「煩い!」
「照れちゃって可愛い―(ΘωΘ) 」
「・・・サメの餌にするぞ(怒)」
「そんな事で来ませーん」
「突き落としてやる・・・」
「こっわ!優子!こんなひどいやつやめときなよ」
「私はそんな陽菜が好きなんだもん(-∀-`) 」
「オーオーあついあつい
早く中に入って涼もう!(ΘωΘ) 」
チケットを出して中に入る
「すずしぃ〜(-∀-`) 」
「出口に12時集合!」
「はーい」
初めはみんな一緒に回ってたけど
興味ないところは早く進んだりじっくり見たりと
自然と別れて行く
「夏休みだから子供が多いね」
「そうだな」
そう言いながら左手を差し出す陽菜
慌てて握ると
「はぐれたら大変だからな」
「うん(-∀-`) ♪」
それからジンベエザメとかペンギンとか
クラゲとかゆっくり見てたら
「わぁもうこんな時間だ、早く行かなきゃ(汗)」
慌てて出口まで行くと
「おっそーい」
「まだ一分あるだろ(怒)」
「ラブラブしてるから遅れるんですー」
「してねえし・・・」
「じゃーん(ΘωΘ) 」
「おまー何盗撮してんだよ(怒)」
みーちゃんの携帯に手をつないで笑いあってる所を撮られていた
「いやー陽菜がデレてるの珍しいじゃん
つい手が動いちゃって(笑)」
「それ貸せ」
「嫌ですー」
「マジ餌にする(怒)」
「もう戻れませーん」
なんだかんだ仲いいよねこの二人・・・・
その写真をあとでこっそり送って貰ったのは陽菜には内緒
優子
陽菜が車で迎えに来てくれて、
仕方ないからって佐江も乗せてくれて集合場所へ
篠田先輩のリムジンに乗り換えて空港へ行き
自家用ジェット機(PJ)に乗り込んで
ランチを食べながらみんなでワイワイしているとあっという間にグアムに到着
グアムって近いんだー(´-∀-)
空港には迎えのバスが来ていて乗り込み別荘へ
これが別荘 ?お城じゃないの ?陽菜に聞くと
「親父の趣味らしいぜ」
なんて、他人事みたいに言うけど・・・
プライベートビーチもあるらしく凄い
別荘に着くと
「部屋は2階が客室だから自由に使ってくれ、全部ツインになってるから!」
「敦子行くよ!」
「ゆきりん行こう!」
「さっさや姉いくっす!」
「えーと、みーちゃんどうする?」
「才加と一緒でいいよ」
「おう!じゃー行こうぜ」
みんな男子が荷物を持って部屋に入っていく
私達はどの部屋なのかな?陽菜を見ると
「優子はこっち」
私の荷物を持って3階に上がって行く
一番奥の部屋の前まで行くと
「陽菜と優子の部屋はここだよ 」
ドアを開けて中に入る
「陽菜、ベットが一つしかないよ 」
「だってここは俺の部屋だから一つしかないのは当たり前、
キングサイズだから狭くないだろ 」
「・・・・・ 」
「嫌だったら下に行くか?」
「ううん、いいよここで(汗)」
嬉しそうに笑う陽菜
一緒に寝るってことは・・・そう言う事だよね (汗)
「あっそうだ、これ優子にプレゼント、大会頑張ったご褒美 」
箱を開けると
「これ・・・私が欲しかったナイキの金のスニーカー 」
「あの日ずーと見てただろ」
「ありがとう陽菜!うれしい(´-∀-) 」
「もう一つの金メダルの代わり 」
どうしよう、うれしすぎて涙が・・・
「なっ泣くなよ(汗) 俺が泣かしたみたいじゃん」
「陽菜に泣かされてるもん」
「そうだけど・・・」
泣いている私を抱きしめてくれて背中をトントンしてくれる
「おーい!おーい!」
窓の方から声がして陽菜から離れて外を見ると
「凄い 」
目の前にはビーチがあってその向こうにはエメラルドグリーンの海
「おーい!こっちこっち」
下を向くとみんながバーベキューの用意をしていた
「早く降りて来いよ!」
「佐江ちゃん!すぐ行く 」
振り返ると少しすねた陽菜がいて
「いい雰囲気だったのに 」て言うから
「このスニーカー履いて行っていい?みんなに自慢したい 」て言うと
機嫌が直って手をつないで下に降りて行った