そろそろ夕食会場へ行かないといけないのに
戻ってこない優子

どうしよう・・・キーカード持って出たのかな・・・

悩んでいると

「遅くなってごめん
電話の途中でお腹痛くなってロビーにあるトイレに行ってたんだ」

「大丈夫なの?」

「全部出し切ったみたいで治っちゃった(´-∀-)」

ホントかどうか怪しいけど乗っかる事に

「夕飯はバイキングだから良かったじゃん」

「だーね、いっぱい食べよーと」

三台あるエレベーターはフル稼働
みんな移動してるみたい

各階に止まりみんな乗り込んでくる

「あ、みーちゃん」

ドアは開いたけどいっぱいで乗り込めずバイバイ(笑)

席はクラスごとに決まってるから三人分取っておく

明日の予定を聞いてからいただきます

「優子って細いのに大食いだよね」

そりゃー男の子なんだから・・・あ、女の子になりたいのか・・

「陽菜はお肉類ばっかりじゃん(笑)」

「だって普段あんまり食べれないから
こういう時に食べ溜めしとかなきゃ
次いつ食べれるかわかんないんだもん」

「なんか・・・・綺麗な陽菜からそう言う言葉を聞くと
神様って平等なんだなって思うよ(ΘωΘ) 」

「どういう意味(怒)」

「綺麗でお金持ちで頭も良かったら不公平じゃん
あ、でも優子は三つとも持ってるか」

「綺麗かどうかは別として
みーちゃんより頭がいいのはあってる(´-∀-)」

「私だって陽菜より出来ますから」

「陽菜だってやればできるもん
ただやる時間がないだけだもん」

「はいはい、そう言う事にしといてあげます(ΘωΘ) 」

「むぅ・・・むかつく」

「そんな顔したら美人が台無しだよ」

「陽菜はどんな顔をしても綺麗だから大丈夫(´-∀-)」

「優子は甘やかしすぎー」

「そんなことないよねー陽菜」

「う、うん・・・」


残った料理三人に持って帰ってあげたいなぁー
あっちゃんお腹はちきれるくらい食べるんだろうなぁー

部屋に帰る時残った料理を眺めながらそんな事を思う

「食べたりなかった?」

「え、ううん・・・違う、お腹いっぱい」

「その割には名残り惜しそうに料理見てるからさ」

「妹達に食べさせてあげたかったな―て思っただけ」

「きっと食べてるよ」

「え?」

「最終日はバイキングへ行くって言ってたから」

「でもそんなお金・・・」

「中学生と幼稚園児だから安いもんだよ」

それでも私達にとったら大きな金額だから・・・
どうやったら返して行けるかな
一か月間無料でお弁当とかでいいかな


部屋へ戻りお風呂の準備

「先に陽菜入って」

「私ゆっくりだから優子が入ってよ」

「陽菜が入ってる間に体軽くしとくから(笑)」

軽く?・・・・あぁ・・つけてるのを取っておくって事か

「わかった、じゃーお先です(бвб)」

「あっ待って」

腕を引っ張られ振り向くと

チュッ!!

「・・・・・・・(бвб)」

「修学旅行代の替わり(´-∀-)」

「最低(怒)」

キッと睨みバスルームへ入る

あり得ない(怒)やっぱり陽菜の体目当てでお金出してくれたの?
初めて会った時と全然変わってないじゃん

同じクラスになってやっと友達だと思えて来たのに

ちょっと待って、体目当てって事は
今日二人だからやられちゃう?(汗)
どうしよう・・・みーちゃんを呼ぶ?

そんな事したら男だってバレちゃうけど
陽菜の貞操を守るためには仕方ないよね

でも携帯ベットの上に置いて来た(汗)

優子がお風呂に入ってる間に呼べばいっか
まさか出ていきなり襲わないでしょ?

襲われそうになったらお風呂入って来てって言って
入ってる間にみーちゃんの部屋へ逃げよう


シュミレーションまでしたのに

お風呂から上がると優子はどこにもいなくて
陽菜の荷物だけがポツンとおかれていた。