大島さんが残して行ってくれた・・・死んだみたいだけど(笑)

お金のおかげでバイト時間を減らすことができ
無事卒業することが出来た

あっちゃんは高校生になり双子は小学生に

そして陽菜は社会人一年生
元々勉強が嫌いだったから働くのは苦じゃない

学校から紹介された会社で事務員として働いてる

大企業じゃないけどみんないい人達ばかりで
すごく可愛がってくれてる

お給料も三人で暮らしていくには十分で
何より大島さんのくれたお金がまだ半分残ってるから
たまにそれを使わせてもらって贅沢をする

と言っても焼肉を食べに行ったり
夢の国へ行ったりだけどね




「にゃんにゃん誕生日おめでとう」

「ありがとう(бвб)
やっと大人になれた気がする」

「今日からお酒解禁だしね(笑)」

「もったいないから飲まないけどね(笑)」

「私も高校二年生になったし家のことは私に任せて
たまには会社の飲み会へ行けば」

「実は今度新入社員の歓迎会があるんだよね」

「いつ?」

「明日(бвб)」

「それ今度じゃないじゃん(笑)
行ってきなよ」

「でも・・・・」

双子の方を見る

「あんた達大丈夫だよね」

「あっちゃんいるから大丈夫!」

「ほら、二人もそう言ってるし」

「あっちゃんの言う事ちゃんと聞くんだよ」

「いつも聞いてるよ」

「だって怒ったらにゃんにゃんより怖いもんねぇー」

「お前等ぁ―」

「うわぁーにゃんにゃん助けてぇー(汗)」

陽菜の周りをぐるぐる回ってる三人を見て
幸せだなーて思う

この幸せは大島さんがくれたのかも・・・
どこにいるのかなー・・・
もう一度会ってちゃんと御礼が言いたいなー

そう言えばあれだけ偶然会ってた篠田さんにも会わなくなったし・・・

あれは夢だったのかな・・・

あの姉弟はもしかしたら神様が
陽菜達に齎して下さった天使なのかもしれない・・

うん、きっとそうだ

そうだよね神様?