やっと陽菜に気持ちを伝えることが出来た

後は返事を待つだけなんだけど・・・

日本に戻って来てから携帯を一つ増やした
陽菜専用スマホ(´-∀-)

アドレスは変わってないよね?

試しに送ってみるとエラーが出ないからちゃんと届いてるんだろう

返信は来ないと思うけど毎日送るよ、そう決めたのに
四日目高熱が出てスマホを触る事すらできない位しんどかった
次の日点滴をしたおかげで少しだけましになり
スマホを開く

”はるなに会いたい”

後ろの5文字は消し三文字だけ送った
そして机に向かい資料に目を通していると
また熱が上がって来たみたいだ


陽菜に結婚を申し込んだものの
自分はまだまだ半人前・・・いや、半人前にもなっていない
一からのスタートなんだから人の何十倍何百倍も頑張らないと
幸せになんてしてやれないから・・・


薬を飲み寝るように爺やに怒られ大人しく言う事を聞く


喉の渇きで目が覚め爺やを呼びつけた



コンコン

「入れ、そこにおい・・・・」

まだ熱が高いのか爺やが陽菜に見える
どれだけ好きなんだよまったく・・・

「大丈夫?」

「はる・・・な?」

「それ以外に見える(笑)」

「陽菜にしか見えない・・・え、どうやって来たの?」

「先輩に乗せてきてもらった」

「指原?」

「そう、はいお水」

「ありがとう・・・」

ベットの縁に腰掛けコップを目の前に差し出す陽菜

「えーと・・・ここに来たって事はそう言う事だよね?」

「どういう事?」

「俺言っただろ次にここへ来るときは
返さないって」

「そ、そんな事聞いてないし(汗)」

「そういうニュアンス的な事言ったぜ」

「心配だったから来ただけだし
熱あるくせにそんな事できないでしょ」

「いや、運動して汗かいたら治るかもしれないだろ」

「・・・それだけ元気なら大丈夫だよね
もう帰るから」

「待って(-∀-`;)」

無意識に出した手は陽菜の腕を掴む

「今日だけでいいからそばにいて欲しい
何もしないから・・・」

どれだけ弱ってるんだよ俺

「・・・・・・」

じっと俺を見つめていたかと思ったら

「絶対何もしない?」

「えーと・・キス・・・は?」

「はぁ?」


機嫌を損ねたら帰ってしまう
なんとか誤魔化さなきゃ

「ウソです・・・でもここで・・隣で寝て欲しい・・・」

これは本心

「仕方ないなーでも着替えとか持ってきてないからどうしよう」

ヤバい、居てくれるの?

「大丈夫、用意してあるから(´-∀-)」


「ん?」

「いつでも泊まれるように陽菜の洋服とか下着まで全部あるよ」

「それはそれでキモイんだけど」

「麻里子が全部買ってきてくれたんだ
俺が買ったんじゃないぜ(汗)」

「当たり前だし、女装して買いに行ってたら軽蔑してた」

「(-∀-`;)そこのクローゼットは陽菜のなんだ開けてみて」

腕を離し指をさす



中を見ての第一声

「やばい・・・可愛い・・・」

扉を開け嬉しそうに呟いている

「指原には一人で帰るように言っとくから」

「あ、私が言ってくる
連れてきてもらったお礼も言わないといけないし」

そう言って出て行こうとするから

「帰らないよね(汗)」

「付き合ってるんでしょ(笑)」

「あ、うん・・・(-∀-`) 」

「すぐ戻ってくるから大人しく待ってるんだよ(бвб)」

そう言って出て行った


チェッ、子ども扱いしやがって・・・
でも目頭が少し熱くなった