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Such is life 45

別荘に着いたのが7時前

車の音で気が付いたのか
玄関のドアが開き白髪の老人出て来た

「じっちゃん」

「いらっしゃいませ小嶋様」

この人が爺やと呼ばれている人か

「優ちゃんどう?」

「お前は全く・・・優希様と言いなさい」

「だって、優ちゃんがそう呼べって言うんだもん」

「いいから中へ入りなさい、小嶋様もどうぞ
お食事の用意が出来ておりますので先に食べて下さい」

「優・・・希は?」

「夕方やっと熱が下がりまして
まだお休みになっておられます」

「そうなんだ・・・」

「ご飯先に食べよう、それから様子を見に行けばいいよ」

「うん」

言われるままダイニングへ

「うんっま♪」

「お前は静かに食べなさい(怒)」

「はーい」

「申し訳ございません(汗)」

「いえ、本当に美味しいです(бвб)
ここには今何人いらっしゃるんですか?」

「私は普段ここにはおりませんので坊ちゃんを入れて4人です」

やっぱり・・・

「優希さんは毎日ここで何をしてるんですか?」

「本社の経営の把握
子会社の営業実績や人事などすべての事を
頭に叩き込まれています」

「どこも行かずにですか?」

「誕生日までにすべてに目を通し
把握しておかなければなりませんので」

「大変なんですね」

「坊ちゃんが自ら望まれた事です
旦那様は少しずつ覚えて行けばいいとおっしゃってるのですが
それでは重役たちに馬鹿にされるし示しがつかないと言われて(汗)」

「・・・・・・」

「小嶋様に会ってからより一層頑張られたみたいで
キャパオーバーと言いますか・・・体を壊してしまわれて(汗)」

馬鹿なんだから

遠くでベルみたいな音がした

「失礼いたします」

部屋から出て行く爺やさん

「あれは呼び鈴だよ
用事があるときにならすと使用人が飛んで来るんだ(笑)
昔、優ちゃんとあれで遊んでておじいちゃんに怒られたっけ(笑)」

ドアを開け優子の部屋のある方を見ていたら
爺やさんが戻って来た

「どうかしたんですか」

「喉が渇いて起きられたみたいで何か持ってくるように言われました」

「私が持って行ってもいいですか?」

「いいのですか?」

「様子も見たいしかまいませんよ」

「今持ってまいりますので」

そう言うと何処かへ入って行きすぐに出て来た

「こちらをよろしくお願い致します」

「わかりました」

お盆を受け取り優子の部屋へ向かった

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