「陽菜、敦子」

『お父さん!?』

「今までどこ・・・」

話そうと思ったらいきなり倒れ
その後ろには知らない男の人達が立っていた

「だ、誰(汗)あっちゃん警察!」

「おっと、呼ばれちゃー困るんだよお嬢ちゃん」

土足のままズカズカと入って来て携帯を奪われた

「なにも取って食おうなんて思ってないよ
ただ、君たちのお父さんに貸したお金を返してもらいに来ただけ」

いかにもって言う格好でサングラスをかけ・・・夜なのに見えるのかな?
丁寧な言葉で話しかけてくるリーダーらしき男の人

「そんなお金ありません」

「お金がないならそうだな・・・・
君たち二人ならいい稼ぎになるだろうな」

そう言うと後ろの男たちがニヤニヤしだす

「いくら返せばいいんですか」

「600万」

「600万!!?何でそんなに借りたの(怒)」

「違う!借りたのは200万だったんだそれがいつの間にか増えてて(汗)」

「それって、悪徳金融じゃん(∵)」

「あっちゃん(汗)」

「お嬢ちゃん言い方に気を付けてもらいたいね
お父さんは納得して借りて行ったんだよ
それなのに半分も返してないのに姿をくらましやがって(怒)
やっと見つけて臓器を売って返してくれるかな?
て言ったらお金は娘たちに預けてあるって言うもんだから
わざわざここまで取に来てあげたんだよ
感謝してもらいたいね(笑)」

もう、何でこんな所からお金なんて借りたの、バカ
一度は捨てられたけど、でも・・・親には変わりない

「今はこれだけしかありません」

通帳を渡す

「320万か、約半分たりねえな」

「毎月返していくので今日はお引き取りください」

「ほう、肝の座ったお嬢さんだ
毎月利息が10万元金が3万、計13万耳を揃えて返してもらおうか
もし遅れたり・・・逃げたりしたら
どこにいても見つけ出してこいつの臓器取り出すから心しておけ」

「私は逃げたりしない」

「良い目だ気に入った
どうだ、俺の女にならないか
そうすれば借金をチャラにしてやってもいいぞ」

「陽菜、ダメだ(汗)」

「なるわけないでしょ、早く帰って」

「逃げられたら困るからこいつを置いて行く
それとお前は来い、明日の朝一で銀行へ行かないといけないからな」

そういってお父さんを連れて行ってしまった

ニヤニヤしながら私達を見てるチンピラ?

「変な事したら警察呼ぶから」

「そんな事したら兄貴に殺されちまうよ」

「布団ないからここで適当に寝て」

「俺の事は気にすんな、寝てる間に逃げられたら困るから
ずっと起きてるよ」

ドカッと座ってテレビを見だしたから
二人で隣の部屋へ移動した

「にゃんにゃんどうするの
あのお金は双子の・・・それに毎月13万なんて無理だよ」

「とりあえずここより安いアパートに引っ越そう
双子の学校もあるから学区内で見つけなきゃ」

「また節約生活か・・・」

「ごめんね」

「なんでにゃんにゃんが謝るの悪いのはお父さんじゃん(怒)」

「そうだけど・・・・」

私があいつの女になったらあのお金も戻って来て
お父さんも帰ってくるのかな・・・

そうだ、優ちゃんにメールしなきゃ


せっかく幸せに手が届きそうだったのに・・・
私って幸薄いのかな(бвб)