スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

Such is life 39

卒業してあっという間に二年と半年が過ぎ

陽菜にも恋人が・・・・・


なんで出来ないんだろう?


一応容姿には自身があるんだけどなぁ
会社にだって独身の男性は沢山いるのに
大勢で食事に誘われることはあっても
個人的に誘われた事は一度も・・・

ううん、始めの頃はあったかな?
でも一度っきりで二回目は無かった

陽菜の何がいけないんだろうか・・・


そのてんあっちゃんはと言うと

「早く来いよぅ」

「ちょーまってやーこれ全部敦子の荷物やん(汗)」

「なんか文句あるの(∵)」

「いえ、ありません・・・('A`)」

とうとう、と言うかやっと卒業する時に告白されたらしい

「にゃんにゃんご飯食べて帰る?」

近くの大型スーパーに中古で買った車で来てる

今月始めにボーナスが出たから今日は少し贅沢する日

それに家にいないほうが電気代助かるもん

あ、優子に貰った残りのお金は
双子の為に貯金してある


「何食べたい?」

「やったー!!私お寿司食べたい」

「私もー」


回転寿司なら安く済むし・・・
でもまだ早いから


「もう少し涼んだら行こうね」

「はーい」

双子も素直で良い子に育ってくれているし
あっちゃんは大学へ行ってもいいよって言ったのに
就職を決めてきて
驚いたことに陽菜と同じ会社で働くことになった

学校で捜してたら先生に勧められたのが今の会社だったんだって

今年入社したての新人だからあっちゃんのボーナスはまだ寸志(笑)
なのに私に可愛いブラウスを買ってくれた優しいあっちゃん

因みにたかみなは大学生
将来大手の会社に入って私達全員を養うんだって頑張ってる(笑)

全員と言っても陽菜だっていつかは結婚するから・・・多分だけど
三人をよろしくねって言ってある


「そろそろ行こうか・・・あれ?双子は?」

「え、そこのゲームセンターでウロウロしてたよ」

二人だし三年生だから大丈夫だとは思うけど
誘拐されたりしてないよね(汗)

「俺捜してくる」

「私も行く!にゃんにゃん荷物見てて」

「え、陽菜も行くし(汗)」

「ここに戻ってくるかもしれないから」

そう言われたらそっか

「見つかったらLINEして」

「わかった」

椅子に座りその辺にいないかゆっくり見渡していると
遠くの方から男の人に連れられた双子が歩いてきた

「にゃんにゃーん♪」

あの子達(汗)

慌てて走りより

「すみませんでした(汗)
あんた達どこへ行ってたの(怒)」

「お兄ちゃんと遊んでたの」

「遊んでたって・・・・勝手に離れたらダメでしょ(怒)」

チラッと男性を見るとどこかで見たことがあるような無いような・・・

陽菜を見てニカって笑う両頬にエクボ

エクボ?

「あのう・・・何処かでお会いしましたっけ?」

会社に出入りしてる他社の人かな?
それとも会社に来る宅配の人?

「久しぶりだね陽菜」

少ししゃがれた声・・・前よりも低くなってるけど

「ゆう・・・・こ?」

「アハッ正解だけど不正解(笑)」

「うそ・・・・」

どこからどう見ても男にしか見えない
女性になりたかったんじゃないの?
悩んだ末やっぱり男になったってこと?

色々思う所はあったけど


「ねえ、なんでいきなり消えたの?
私達って友達だったんだよね」

「あの時はそのう・・・ごめん」



「にゃんにゃん、大丈夫(汗)」

「お前、俺のお姉さんになんか用か(怒)」


あっちゃんとたかみなが戻ってきて陽菜の前に立ちはだかる

「たかみなのお姉さんじゃないし」

「いや・・・・今はまだやけど将来は・・・(汗)」

「あっちゃんの彼氏さん?」

「俺の敦子の名前を気安く呼ぶなや(怒)」

「たかみな落ち着いてこの人篠田さんの弟だから」

「え?麻里ちゃんの弟?うそ全然似てない身長だって・・・」

「アハハ俺は背が低いからね」

「あっちゃん(汗)」

「いいよ、本当のことだから
少しだけお姉さんを借りてもいいかな」

「え〜これからお寿司食べに行くんだからダメだよー」

双子がお腹すいたって騒いでる

「ごめん、四人で先に行ってて」

「にゃんにゃん二人で大丈夫?」

「大丈夫(бвб)」だと思う・・・

「にゃんにゃんいつ食べに来れる?」

「あぁー・・・陽菜さえ良かったら食事しながら
話をしたいんだけど」

「だめ!車で来たし私しか運転できないから」

「その心配はしなくていいよほら」

そう言って指さした方をみんなで振り向くと

「麻里ちゃん!」

走って行く双子

「キーかして麻里子が送ってくれるから」

「でも、篠田さんどうやってうちから帰るの?」

「心配しなくていいから、行こう(-∀-`) 」

腕を引っ張られたから、ついて行くしかなかった。




前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2017年08月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー