(にゃんにゃんの線、人身事故で動かないから
先に家へ帰って昼食の用意してから自転車で迎えに行くね)


という事はあと一時間は来ないってことか・・・・・



「大島さんまだ来ないわよ」

「うん、あと1時間位かかるって」

「そうなの?じゃ〜お昼食べる?」

「お昼は先輩の家で食べる」


はぁ・・・・早く会いたかったのになぁー
おあずけになっちゃった


(今から家出るね)


そうLINEが来たのが12時過ぎ

朝ジュースしか飲んでないしお腹すいた・・・・


ピンポーン

「来た!じゃー行ってくる(бвб)
お母さんは出てこなくていいから(汗)」

「私だって大島さんに会いたいわよ」

「むぅ・・・・」

「こんにちはご無沙汰してます(-∀-`) 」

「こんにちは、いつも遊んでもらってごめんなさいね」

「いえ、私の方が遊んでもらってるので(笑)」

「もういいでしょ、先輩行きましょう
行ってきます」

「家事とかにこき使って下さいね(笑)」

「了解しました(-∀-`) 」


自転車の後ろに乗って腰にしがみつく


「楽しいお母さんだよね」

「人と話すのが好きすぎて困ってます」

「風を切るから寒いだろうけど我慢してね」

「大丈夫、優ちゃんが温かいから」

「あぁーヤバい早く抱きしめてキスしたい(-∀-`) 」

「焦らず安全運転でお願いします(бвб) 」

「了解しましたお姫様(笑)」


な〜んて話していると


「ぐぅぅぅぅ・・・・」


今の絶対に聞こえたよね(汗)


「ごめん、お昼すぎてるもんねお腹すくよね(汗)」

「違う(違わないけど)朝早く起きたから(汗)」

「下準備はしてあるから家に着いたらすぐ作るね」

「ごめんなさい・・・・(ぐぅぅぅ)聞かないでぇ〜(汗)」

「あぁぁぁもう・・・」


そう呟いたと思ったら自転車を止め後ろを向くから
どうしたのかと思って見上げたら


チュッ!

「・・・・・(бвб) 」

「ごめん、可愛すぎて我慢できなかった」


それだけ言ってまた前を向いてこぎ出す先輩

ファンデーションが付いちゃうかもだけど
おでこを先輩の背中にあて

「人に見れられちゃうじゃん(汗)」

「大丈夫ちゃんと見渡したから
誰もいなかったよ(-∀-`) 」


こういう所は抜かりがないから凄い(笑)


「お兄ちゃんも今日はデートで帰って来ないんだって」


と言う事は先輩と二人きり・・・・・

そう思ったら少しだけ腕に力が入っちゃったみたい


「あっちゃん達も呼んでパーティーしようか?」


気を使ってくれてるんだとすぐわかった


「あっちゃんは二人でランドへ行くって言ってた」

「そっか・・・・・じゃー才加・・・は麻里ちゃんと遊ぶか
それじゃー佐江「二人がいい」

「え?」

「二人だけで過ごしたい」

「・・・・・・・」


さっきよりもギュッと腰にしがみつき
勇気を振り絞って言ったのに何も言ってくれない先輩
大勢で過ごしたかったのかな・・・・

「嘘・・・・」

「だめ!訂正は受け付けません(-∀-`) 」

「優ちゃん?」

「今ヤバすぎて顔見せれないくらいニヤけてるから
すれ違う人が変な目で見てくる」


そう言われて横を見たら確かに目で追われてる・・・


「心臓がもたないからもう何も言わないで(汗)」

「わかった(бвб) 」


自転車の後ろだから寒いはずなのに
体が火照ってどうしようもなかった