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出会わなければ 7

陽菜


埼玉から東京へ遊びに来ていた時に
読者モデルとしてスカウトされ
高校卒業と同時に東京へ出てきて
本屋でアルバイトをしながら読者モデルの仕事をしていた

そんな時に出会ったのが優ちゃん


高いところにある本を取ろうと背伸びをして必死に手を伸ばしているのに
全然届いて無くて・・
その姿が可愛いくて少し見てたんだけど
そう言えば陽菜って店員さんだったって思い出し
その本をとってあげた

それからかな、よくお店で見るようになったのは


何日かしていきなりお友達になってくださいって言われてびっくり


「わ、私こんなだし、お姉さんおしゃれだから
色々教えて貰いたいなって(汗)
ダメですかね・・・・・」


制服だけど確かにおしゃれ系じゃないよね
でも


「仕事中はちょっと・・・」

「そうですよね・・・無理言ってごめんなさい」

「仕事7時までなんですけどそれ終わってからでもいいなら・・・」


この時どうして数回しか見たことのない子の
お願いを受けたのか自分で驚いた


夕飯を食べに行き
名前は大島優子だということ
高校1年生で父子家庭

あまりにも可愛いって褒めてくれるから嬉しくて
ご飯おごっちゃったし・・・

帰り際にまた


「良かったらお友達になって貰えませんか」

「本屋さんでも言ってたね」

「と、友達と言ってもこうやってたまに
会ってアドバイス貰えるだけでいいんですけど・・・ダメですよね・・・」

「平日で今日みたいな時間なら別にいいけど・・・・」

「そ、それで十分です!ありがとうございます(-∀-`) 」


本当に嬉しそうにしてるからこっちまで笑顔になっちゃう


それからよく会うようになり
人懐っこい性格のせいかすぐ仲良くなって
陽菜のことを何故かにゃんにゃんと呼び
陽菜は優ちゃんと呼ぶようになっていた


そしていつの間にか陽菜の生活の一部になっていて・・・
休みの日には泊まりに来てご飯を作ってくれたり
一緒に映画に行ったり遊園地へ行ったり・・・


好きになるのに時間はかからなかった
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