それから仲良くなるのに時間はかからなかった


「へぇー読者モデルしてるんだ」

「一応スカウトされて事務所に入ってるんだけどなかなかね」

「大丈夫!にゃんにゃんは絶対に有名なモデルさんになれるよ
私が保証する」

「優ちゃんに保証されてもなぁー」

「だよね、ダサいしメイクなんてした事無い子供だもん」

「高校生なんだし日焼け止めさえしっかり塗ってたら
メイクしなくても可愛いよ」

「か、可愛くなんてない(;´-∀-)」

「服は・・・・少し時代遅れだけど(笑)」

「うっ・・・」

「陽菜がコーディネートしてあげようか?」

「して!と言いたいところだけど
おこずかい少ないし・・・・」

「古着とかは嫌系?」

「全然大丈夫だよ」

「じゃー明日見に行こっか」

「いいの?」

「バイトは二時からだから
朝から買い物行ってランチしよ」

「うん(-∀-`) 」



やったーこれってデートだよね♪
向うはなんとも思ってないかもしれないけど・・・・

いいんだ、一緒に居れるだけで嬉しいから



10時に駅で待ち合わせ
そのまま古着屋さんへ行ってコーディネートしてもらう

「これとこれ着てみて」


渡される服を試着していく


「うーん・・・・ちょっと違うか・・・ちょっとまってて」


そう言ってまた服を取りに行き持ってくる

どれもいい感じなのにこだわりがあるみたい


「うん、それ良い、優ちゃんはどう思う?」

「自分じゃないみたい」

「でしょ、違う一面が出てていいよ」

「これにする」


値段を見ると古着だからか思ったより安い

これならランチが高くても大丈夫

服を買い終え
向かったのはホテルのランチバイキング


値段を見てびっくり

ランチなのにこんなに高いんだ(汗)

先にお金払うみたいで財布を出してたら


「いいよ、ここは陽菜のおごり」

「え、いいよお金持ってきてるし(汗)」

「一応仕事してるし年上だし・・・・気にするなら今日だけね」

「ごちそうさまです(-∀-`) 」

「うん、沢山食べようね(бвб)」


ご飯を食べながら色んな話をした


「今は読モだけど絶対に有名になってみせる」

「にゃんにゃんならなれるよ、だって可愛いのに綺麗だもん」

「なにそれ(笑)」

「笑ってたら可愛いのに
ふとした時や横顔がめちゃくちゃ綺麗で見入っちゃう」

「なんか・・・ありがとう(бвб)」


照れてる顔は超かわいいんだ(-∀-`)


「優ちゃんは先生になりたいって言ってたっけ
小学生なら全部だけど中高なら教科は何にするの?」

「うーん・・・・そこまでまだ考えてないんだけど・・・
私の家父子家庭だからご飯は私が作ってるんだ
それに塾行くお金が勿体無いし
その時間でバイトも出来るでしょ」

「すごいね、ご飯作れるんだ」

「うん、今度作ってあげようか?
あ、でもお母さんが作るか」

「今一人暮らしだから来てきて」

「え、良いの?行きたい!いつが良い?」

「明日はモデルの仕事があるけど
夕方までだから、優ちゃんの用事がないなら明日でも良いよ」

「用事ない!何が食べたい?食べたいもの作るよ
あ・・・・・普通のメニューしか作れないけど・・・」

「ふふ、和食が食べたいな」

「和食得意(-∀-`)」

「終わったら連絡するね」

「うん(-∀-`)」


やばい、にゃんにゃんの部屋へ行けるなんて
何この急展開♪

こんな幸せでいいのか大島優子!