動き出した時間 78

優子


久しぶりに会うたかみな、ゆきりん、まゆゆ

由依、北りえ

 

事務所が違うだけでこんなにも会うことが無いんだって思う

 

「私達まだまだだけど〜ノット、イエ、イエ、イエットー」

 

円陣を組み掛け声をあげみんなでハグし合う

 

「ぱる、ノースリもしようや」

 

「やだ(бвб) 」

 

「なんでや」

 

「二人で抱き合っとけば」

 

「やだよ、こいつとこんなとこで」

 

「こいつって言うなや恋人やろ」

 

「どうせ陽菜と抱き合いたかったんだろ」

 

「なに!?聞き捨てならない言葉が聞こえてきたんだけど

エロチビがまたなんか言ってるのか(怒)」

 

「お前の方がエロやろ」

 

「私はにゃんにゃん限定のエロなんですーねぇにゃんにゃん(-∀-`) 」

 

「さっきまゆゆのお尻触ってた(бвб) 」

 

「げっ・・・みて・・・た?」

 

「陽菜ずっーと優子を目で追ってたから

ぜーんぶ見てたよねぇ(ΘωΘ) 」

 

「うそ・・・」

 

「ほんと(бвб) 」

 

「こ、これは挨拶代わりって言うか

・・・・そう、昔を思い出してだな(汗)」

 

「変態(бвб) 」

 

「あぅ・・・・・あっじゃん助けて(汗)」

 

近くにいた後姿のあっちゃんに助けを求めると

 

「ん?(モグモグモグ)」

 

口にいっぱい頬張ってお皿の上には沢山の料理が・・・

 

「何でもないです(汗)」

 

「ん(∵)」

 

そう言うとまた向こうを向いて食べだした

 

「いいよ」

 

「へぇ?」

 

「今日は許してあげる」

 

陽菜に近づきおでこに手をあてる

 

「なにしてるぅ」

 

「いや、熱でもあるのかと思ってアハッ」

 

「怒って欲しいの(怒)」

 

「み、みんなに挨拶してきまーす(汗)」

 

陽菜の気が変わらないうちに他のメンバーのもとへ移動

そう言えばずっと見てるって言ってたから

チラッと陽菜の方を見ると

初期メンのみんなと楽しそうに話してるからホッとして

 

そこから羽目を外しすぎた

みんなに乾杯して回り

その度に一気飲みさらにはしゃぎ過ぎて酔いが回るまわる

 

三時間という時間が一気に過ぎて

みんなと別れる時泣いてたような気がするんだけど

気が付いたら車の中で

目の前には保養所があって・・・

 

 

今は陽菜とヒノキ風呂にゆっくり浸かってる(-∀-`)


「やっぱ日本の温泉最高!ヒノキ最高!」

 

「年寄りみたいなこと言わないでよ」

 

「だってアメリカのアパートに湯船なかったからさ」

 

「優ちゃん温泉好きだもんね」

 

「うん、今度温泉回りしようよ」

 

「無理だよ、すぐに優ちゃんだってバレて大騒ぎになっちゃう」

 

「私一人だとバレないけど陽菜が一緒だと

このナイスバディにみんな釘付けになるから

すぐばれちゃうだろうね(´-∀-)」

 

「もしかして撮影の時温泉とか入りに行ってるんじゃないでしょうね」

 

「ギクッ・・・・(汗)」

 

「あり得ないんだけど(怒)何他人に裸見せてんの?

優ちゃんの裸を見ていいのは陽菜だけなんだけど」

 

「いや、他のメンバーとも温泉にいったら入ってたじゃん

今だって才加とか泊まったら一緒に入ったりしてるし(汗)」

 

「優ちゃんの裸に興味のない人達と入っても

どぉって事無いけど一般の人はダメじゃん

もしバレたら興味津々で見て来るに決まってんじゃん」

 

「今度から気を付けるから怒んないでよ(汗)」

 

「だめ、ムカついたからここで一回ヤル」

 

「にゃんにゃん?」

 

「今日は疲れてるだろうからベットまで我慢しようと

思ってたけど気が変わった」

 

「あっ・・ちょっ・・・ま・・・て」

 

並んで座っていた私をヒョイと掴んで膝に座らせると

首筋に唇を落としてきた

動き出した時間 77

対向車もあまり通らない夜道をジャズを聴きながら

車を走らせる

横には愛しい旦那様?がすやすや寝息を立ててるから

なるべく振動しないように

 

 

打ち上げはスタッフも入れて100人近く集まった

バイキング形式だったから予定より少しの赤字で済んだはず・・・

 

懐かしいメンバーとは二年に一度くらいは集まろうねって言って別れ

 

会計はママに任せ後の事は島田と麻里子に任せ

酔っぱらって今にも寝ちゃいそうな

優ちゃんを車に乗せ今に至る

 

 

「優ちゃん着いたよ」

 

「んッん・・・・」

 

「ほら起きて」

 

「ん・・・・あれ・・・はりゅな・・んん?」

 

二時間ほどたつけどまだ酔ってて舌が回ってなくて可愛い

 

起き上がり辺りを見回すと

 

「・・・・ここ何処?」

 

「さあ、どこでしょ(бвб) 」

 

「も、も、もしかして私を食べるために(汗)」

 

「・・・・WD見すぎだし・・・(怒)荷物運ぶの手伝って」

 

「・・・ごわい(涙)」


確かに辺りは真っ暗で月も今は雲に隠れちゃったから・・・

 

車のヘッドライトをつけ前を照らす


「もしかして・・・保養所?」

 

「正解(бвб) 」

 

陽菜は完成するまでと、してから装飾や家具などのセッティングの為に

足を運んでたから迷わず来れたし

これくらいの暗さも慣れちゃったんだけど

 

「完成してたんだ」

 

・・・そう言えば報告してなかったっけ(汗)

 

「明日明後日休みにしてあるから

ここでゆっくり過ごそうね」

 

「え?もう住めるの」

 

陽菜は何度か寝てます・・・・(бвб) 

 

「食料は積んできたし

着替えは置いてあるから泊まれるよ

ほら鍵開けて電気つけてくるから

荷物おろして」

 

「あ、うん・・・」

 

ライトをつけたまま玄関へ行き鍵を開け

中の電気と外の電灯を点けると少し明るくなった

 

発泡スチロールを抱え玄関から入ってくる優ちゃん

 

「凄いねーさすが陽菜だねーおしゃれ(´-∀-)」

 

「ふふありがとう

右の扉がダイニングキッチンだから冷蔵庫電源入れて

食材中に入れておいてくれる」

 

「わかった」

 

外に出て車を駐車しなおしライトを消して中へ入る

 

「にゃんにゃーんお水飲んでいい?」

 

「いいよ、陽菜お風呂入れてくるね」

 

お風呂場のドアを開けるとヒノキのいい匂いがする

 

そこへ温泉のお湯を溜めて行く

 

「うわー凄い!ヒノキ風呂じゃん」

 

「せっかくの温泉だもん(笑)

他の部屋も案内するからついて来て

 

この奥がパパとママの部屋

二人が住むまではみんなでごろ寝?するスペースかな」

 

「畳とフローリングなんだね」

 

「そう、真ん中で仕切ることも出来て

畳の部屋で寝てもいいしこっちにベットを置いて

寝てもいいようにしてあるの」

 

「お義父さんとお義母さん喜んだでしょ」

 

「まだ見せてない」

 

「え?なんで」

 

「だって陽菜以外の初めては優ちゃんと来たかったし

優ちゃんに一番に見て欲しかったから」

 

「ありがと陽菜(´-∀-)」

 

「ん、次は二階ね

 

三部屋はゲストルームで

この一番奥の部屋は。・・・開けてみて」

 

ゆっくりドアを開ける優ちゃん

 

「ここだけダブルべットでクローゼットもあるんだね」

 

「陽菜と優ちゃんの部屋だからね」

 

「・・・・えぇ!私たちの部屋まで作ったの?」

 

「むぅ・・・嫌なの」

 

「ちがっ(汗)嫌じゃないけど驚いただけ」

 

「2・3日分の着替えがあるし手ぶらで来ても

温泉に入って泊まって帰れるからふらっと寄ってもいいけど

寄るときは陽菜に必ず連絡してね」

 

「するに決まってるじゃん当たり前でしょ」

 

「よかった、ただ遅くなると今日みたいに暗いから

バイクで一人だと優ちゃん無理かもね(笑)」

 

「確かに・・・・(汗)」

 

「着替え持って降りるから先にお風呂行ってて」

 

「ありがとうねにゃんにゃん(´-∀-)」

 

「お礼はこれからたっぷりもらうから(бвб)」

 

「お、ぉぉん頑張ります(汗)」


最後まで持つかなぁーて、ブツブツ言いながら

階段を下りて行った

 

動き出した時間 76

優子

 

ミーティングルームへ入ると異様な雰囲気に包まれていて

泣いてる子、怒ってる子、無表情で何かを考えてる子

が一斉に私の方を見て挨拶してきた

 

「お疲れ様でした」

 

「今日は見てくれてありがとう

どうだったか感想を聞いてもいいかな」

 

みんな俯き目を合せない中で数人がこっちをじっと見ていて

キャプテンの子が口を開く

 

「凄かったです」

 

「何が凄かった?」

 

「客席と一体になってるというか

パフォーマンスもそうですけど

MCも面白くて誰が話しても笑えて・・・」

 

「わかって貰えてうれしいよ

私達は何も特別な事はしてないんだけどね

歌詞に合わせた振り付けと

しゃべりたい子がしゃべってるだけだから(笑)」

 

「それと・・・」

 

難し顔をしてさっしーの方を見てる

 

「言いたいことははっきり言っていいよ」

 

「大島さんがいらっしゃる前で言うのもあれなんですが

いきなり入ってきていきなりセンターとかあり得ないと思います

今まで頑張ってきた私たちはどうすればいいんですか?

全部否定されてるみたいで・・・もうやっていく自信がありません」

 

「自信がないならやめればいいんじゃない?

この世界頑張ったからってみんなが報われるわけじゃないんだよ

私だって昔は最後列に落ちたことがあるんだから

それも小学生でいきなり入ってきた子がセンターの時にね」

 

「・・・・・・・」

 

「それでも私はやめなかった

何くそって思って

後ろでも最高のパフォーマンスをしようって頑張った

そしたらファンの人はちゃんと見ていてくれて

私をセンターに押し上げてくれた」

 

「総選挙ですね」

 

「そう、あの時の感動と景色は今でも鮮明に覚えてる(´-∀-)」

 

「でも今はもうやってないから無理です」

 

「またやればいいじゃん、なあ指原」

 

「そうですね久しぶりにするのも面白いかもですね」

 

「OGも立候補しちゃう?」

 

「だめですよ、それじゃ意味がなくなります(汗)」

 

「アハハ確かにそうだ(笑)

それと自分の娘を褒めるのもなんだけど、

あの子は本当にAKBの楽曲が好きで

小さい時から昔のDVDずっと見てたし

みながら一緒に踊ったり歌ったりしてほとんど踊れるんだよ

多分今このメンバーの中に入ってもAKB好きは一番だと思うんだ」

 

「私たちだって・・・」

 

「負けないって言える?

お正月の公演見させてもらったときにも言ったけど

みんなは精一杯やってるつもりでも

お客様に伝わらなきゃ何にもならないし意味がない」

 

「っ・・・」

 

「この中で何人もの人がセンターをしてきたと思う

でもね、固定されないのは何故だかわかる?」

 

「センターとしてふさわしくないから・・・」

 

「そうだね、チャンスを貰ってるのに

物にできないのは自分が悪いんだよ」

 

「だからってまだやったことない子は沢山います」

 

「全員が試すまでするの?

そんなの何年たっても上がっていけないよ

私は・・・ううん、私達は昔のように一線で活躍できる

グループになって欲しいって思ってる

でもそのためにはメスを入れないといけない

それが優陽でありさくらなんだよ」

 

「でもこれで失敗したら本当に私達は終わっちゃうんじゃ・・」

 

「私達が終わらせない!

私達の原点であるAKBが無くなるなんて

考えられないからね」

 

「私ももっと口出しするしみんなを怒ろうと思う

甘やかしすぎたから」

 

「指原は毒舌キャラだけど本当は優しい

優しすぎる人間だからみんな甘えすぎてるのかもね

これからは一人ひとりガムシャラに、シャカリキに

やって見せてよ

新人なんて引きずり下ろしちゃえ(-∀-`)」

 

「娘さんなのに良いんですか・・・」

 

「実力の世界だから落ちていくなら実力不足ってことでしょ

そうなったら陽菜と二人で鍛え直すよ(笑)

あ、いじめは駄目だよその時は学校じゃないけど

モンスターペアレントになるからね(笑)」

 

「みんな、今日の先輩方のパフォーマンスを超えれるように

もう一度一からやり直そう」

 

「はい!」

 

「明日から合流させるからキャプテン!よろしくね」

 

「はい!」

 

「あのう・・・」

 

「ん?」

 

「お時間がある時でいいので私達のダンスを見て下さい」

 

「え?先生いるでしょ?」

 

「新曲のときしか来ないですし

形だけのダンスじゃなくて気持ちの入ったダンスを踊りたいんです」

 

「指原が・・・あぁー・・・無理か(笑)」

 

「ちょっと優子ちゃん(汗)」

 

「よし!DIVAの四人にも言っておくから

少しでも行けるようなら指原に連絡入れるな」

 

「ありがとうございます!」

 

「他に何もないならそろそろ行こうかな

さっしー一緒に行く?」

 

「お供します」

 

タクシーでホテルに向かう車内で

 

「みんな最後はいい顔になってました

本当に有難うございます」

 

「あらたまってやだなー(汗)

ただ私達の故郷だからね潰れてもらっちゃ〜困るんだよ

だから、総支配人!気合い入れて頑張ってよ(-∀-`)」

 

「はい!それとですね(汗)一年に一度でいいんで

ノイエ会開いて相談に乗って下さい(汗)」

 

「三人で家に遊びに来ればいいじゃん

泊まれるし・・・あ、それか保養所作るからそっちでも良いか」

 

「保養所まであるんですか(汗)」

 

「陽菜がね私のために作ってくれたんだ(-∀-`)」

 

「はいはい、惚気は聞き飽きました」

 

「そんなに言ってないだろ、着くまで惚気けてやるー(笑)」

 

「もうすぐ着きまーす(笑)」

 

久しぶりの後輩とのやり取り・・・

やっぱ楽しいや

 

優陽が入ることによって関わりが出てきたから

これからが楽しみー(-∀-`)

 

 

 

 

 

 

 

動き出した時間 75

「お疲れ様でした」

 

「お疲れー」

 

「皆さんこの後の打ち上げですが

ホテルのホールでビュッフェ形式でするので

家族の方を誘って一緒に来てくださいね」

 

「8時半からだっけ?」

 

「そうで―す」

 

椅子に座ってお水を飲んでいるとさっしーが近づいて来て

 

「私もしかしたら少し遅れるかもしれないので

先に始めててもらえますか?」

 

「ミーティング?」

 

「はい、メンバーも今日初めて二人の事知ったので」

 

「私も行こうか」

 

「優子ちゃん・・・いいんですか?」

 

「その方が早く終わりそうだもんね(бвб)」

 

「陽菜は優陽やお父さん達と先に行ってて」

 

「わかった」

 

「先にスタッフにお礼言いに行くからたかみなついて来て」

 

素早く着替えると二人で部屋を出て行った

 

「にゃんにゃん良かったよ、大成功じゃん」

 

「何から何まで協力してもらって有難う」

 

「これからしてもらう事考えたらお安い御用だよ」

 

「また近くなるね」

 

「私たちは嬉しいけどね」

 

「親としてじゃなくプロダクションとして口は出させてもらいます」

 

「お手柔らかに・・・(笑)」

 

「そうそう、二人のマネージャーには香菜についてもらうことにしたの」

 

「香菜だったら裏の事も分かってるしこっちもやりやすいから助かる」

 

「そう思ってしたんだけどね(бвб) 」

 

「さすがにゃんにゃん」

 

「エヘン(бвб) 」

 

「にゃんにゃん!・・・あれ?優子ちゃんは」

 

「あいさつ回り行ったよ」

 

「そっか・・・二人いる時に言おうと思ってたんだけど

打ち上げの時だと一般の人もいるから・・・」

 

「なに?」

 

「私夏に卒業するでしょ」

 

「うん、おめでとう結局一番長かったよね」

 

「ありがとう、それでね」

 

「うん」

 

「にゃんにゃんの事務所に入れて欲しいの」

 

「うちはいいけど、事務所替わったら二年間は活動できないよ」

 

「エヘ、実は私どこの事務所にも属してない」

 

「うそ・・・AKSのままなの?」

 

「そうだよ、卒業したら絶対に入りたいって思ってたから

全部断ってきたんだ」

 

「うちでいいの?」

 

「小嶋事務所がいいの!」

 

「麻里ちゃんもいるしね」

 

「麻里ちゃんもにゃんにゃんもいるし

何より優子ちゃんがいるから」

 

「初めは舞台中心になっちゃうけどいいの?」

 

「舞台もやってみたかったしお笑いもしてみたいんだ」

 

「あら、みーちゃんに強力なライバル出現(笑)」

 

「卒コン来てくれる?」

 

「まだ日程出てないよね」

 

「一応決まってるからLINEしておく」

 

「みんなと行けるように調整するね」

 

「ありがとう、嬉しい」

 

「なーな、直接行くの?」

 

「優陽、これから外では小嶋さんと言いなさい」

 

「あぅ・・・わかりました」

 

「いいじゃん、私達だってにゃんにゃんとか言ってるんだし(汗)」

 

「珠理奈とか昔のメンバーはいいけどこれはケジメだから」

 

「・・・・・・・」

 

「なに?」

 

「さすがだなって、事務所を切り盛りしてるだけあるね

昔のにゃんにゃんからは想像できないもん」

 

「人は成長するんだよ

珠理奈もうちに入ってきたらバンバン働いてもらうからね」

 

「肝に銘じておきます(笑)」

 

 

「りこちゃんもいるしみんなで行くから

先に社長のところへ行っといて」

 

「わかりました」

 

そう言うと自分の荷物をもって楽屋から出ていった優陽

少しすると

 

「優陽なんかあった、すごく落ち込んでて

私に敬語で先に行ってます、と言って走っていったんだけど」

 

「ほらー、いきなり過ぎたんだよ」

 

「ん?」

 

「にゃんにゃんが小嶋さんと呼びなさいって言ったから・・・」

 

「ああぁ〜・・・ん、そうだねもう発表しちゃったから仕方ないか」

 

「二人共教育ママだ」

 

「それぐらいしないと芸能界でやっていけないよ」

 

「今日帰ったら話しするから珠理奈は普通に接してあげてくれる」

 

「小学生から入ったメンバーとして

色々教えてあげるね」

 

「私と優子にはわからない所だから

色々言ってあげてもらえると助かる」

 

「ほんとだ珠理奈よろしくね」

 

「優ちゃんもう終わったの?」

 

「荷物取りに来ただけ、今からミーティングへ行ってくる」

 

「あんまり熱くならないでよ(笑)」

 

「分かってる、珠理奈また後でな」

 

そう言うと自分のカバンを持ち出ていった

 

あ、珠理奈が入りたいって言ってるって言うの忘れてた(汗)

 

明日休みだし覚えてたら言おうと(бвб) 

動き出した時間 74

アンコール!アンコール!わぁぁぁぁ!!


「アンコールありがとうございます」

 

ジャン!ジャジャン!

 

『スクリーン』

 

おぉぉぉぉ!!

 

(今のAKBて何か足りないよね)

(センターが決まってないからじゃない?)

(確かに不動のセンターとか絶対的エースいないよね)

(いないんだったら新しく作っちゃえば?)

(でも誰にする、喧嘩しちゃうんじゃない)

(新しい子入れればいいじゃん)

 

おぉぉぉぉぉ!!

 

(えー新しい子には無理でしょ)

(それがセンターとかエースにぴったりの子いるんだよね)

(え?誰々私の知ってる子?)

(みんな知ってるけど知らない子)

(何それーそんな子居ないよ)

(それがいるの!小さい時はお母さん二人とテレビに映ってたし

最近では舞台もやってたんだって)

(お母さん二人?)

 

・・・・・・

 

「え?ここでブイ終わりなん(汗)」

 

「ちょっとちょっといきなり入ってすぐセンターとかやばくない?」

 

「その子叩かれて潰れるよ(汗)」

 

「指原どういう事か説明しといた方がいいんじゃない」

 

「実はですね・・・・その子ともう一人入れちゃいます」

 

うぉぉぉぉ!

 

「いやいやドヤ顔してるけど説明になってないから(汗)」

 

「お母さんが二人とかって言ってたよね」

 

「あーあれか一夫多妻制とか言うやつ?外人か」

 

「佐江が難しい言葉知ってる(笑)」

 

「佐江だって大人になってるんだからね(怒)」

 

「さっきからひとっこともしゃべってない大島さん

静かなんだけど疲れたの?」

 

「緊張してます」

 

「もしかして・・・・・こじゆうアイドル復帰?」

 

「そんなわけないでしょ」

 

「いや、優子ならいけるよ今日のコンサート凄かったもん、ねぇ皆さん」

 

そうだそうだ!復帰して〜

 

「こんなにへとへとなのに無理だよ

それに私なんかよりもっと若くてダンスもキレキレで

何よりも歌が上手い子がいるんですよ」

 

「うんうん(бвб) 」

 

「もしかしてここに来てる?」

 

「もちろん呼んであります」

 

「早く見せろよ指原(怒)」

 

「なんでそんなに怖いんですかー(汗)」

 

「いいからはやく、みんなモヤモヤしてるよねー?」

 

早く見せろー

 

 

「わかりました、そう、こじゆ復活は無理でも

二人には大いに関わってもらいます」

 

「どういうこと?」

 

「こじゆうヲタなら絶対に知ってる子

加入していきなりセンターに抜擢されることが約束されているのは

二人の忘れ形見」

 

「こらーまだ死んでないぞ(怒)」

 

「そうでした(汗)では気を取り直して

二人の愛の結晶、小嶋優陽ちゃん

そしてめーたんの愛娘、金沢さくらちゃんです」

 

わぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・出てこないよ?」

 

「実は4月29日の単独コンサートで初お披露目をしようかと思ってまして

出来れば親子共演とかしていただければ嬉しいんですが(汗)」

 

「え、行ってもいいの?」

 

「来てくれるんですか?」

 

「行くよね陽菜」

 

「うん(бвб) でも陽菜は踊らないから」

 

「えぇーいいなぁー私も行くよぅ」

 

「敦子が行くなら私も―(*`ω´) 」

 

「やったー♪チケットまだ購入されていない方はお早めに〜」

 

「その日出てやるんだから今日お披露目してもいいだろ」

 

「仕方ないですねー」

 

「さっしーも偉くなったもんだな」

 

「総支配人だからね(бвб) 」

 

「優陽、さくら出ておいで」

 

「はーい」

 

あの子見た事ある

そう言えば舞台出てなかった?

ほらあの英語ペラペラだった子役

 

「小嶋優陽です」

「金沢さくらです」

『これから精一杯頑張りますのでよろしくお願いします』

 

やばい、めちゃ可愛いじゃん♪

二人共身長高くない?

 

「私と陽菜が一生懸命育ててきた娘です

皆さんどうか応援してあげてください」

 

「よろしくお願いします(бвб) 」

 

「私の娘もお忘れないでよん」

 

「皆さんこれからはこじゆうじゃなく、さくゆうの時代ですよ(笑)」

 

さくゆう!!

 

 

「いやいやこじゆうは永遠にナンバーワンだから

ねえ、にゃんにゃん(-∀-`)」

 

「当たり前だし、娘なんかに負けないもん(бвб)」

 

「出たよ負けず嫌い(笑)」

 

「いや、そこは譲ってあげましょうよ」

 

「こじゆうを自力で超えないと

いつまでも皆さんには認めてもらえないよ」

 

「確かにそうですね、優陽ちゃんもさくらちゃんも

頑張ろうね」

 

「はい!」

 

「よし、メンバーが揃ったところでアンコールみんなで行きますか」

 

「そうですね、みなさんあの曲も、あの曲もまだ出てきてませんよね」

 

まだ歌ってないぞー

 

「聞いてください選抜総選挙曲メドレー」

 

いつもの道を走る自転車♪

 

1・2・3・4!♪

 

フライングゲット♪

 

こんなに君を好きでいるのに♪


「四曲続けて聞いていただきました」

 

「やっぱり若い二人は凄いよね」

 

「優子よりダンスキレてる人初めて見たかも」

 

「優子の運動神経とこじぱの可愛さも持ってるし

歌もうまいと来た日にゃーこれはあつゆう超えるかもね」

 

「子供は親を踏み台にして成長していくもんだからね・・・

うぅぅぅ・・・にゃんにゃーん(涙)」

 

「大島さんそれはうれし涙?それとも悔し涙?」

 

「どっちもだと思う(бвб) 」

 

「優子には女優があるじゃん!

あっそう言えば優陽ちゃん舞台でもいい評価されてたっけ」

 

「ううぅぅ・・佐江がいじめる」

 

「あんまりいじめたら減給するからね(怒)」

 

「うわぁー職権乱用(汗)」

 

「佐江ちゃんが賢くなって嬉しい」

 

「ゆきりん苦労したもんね(ΘωΘ) 」

 

「佐江ちゃんの為なら苦労だなんて思ってませんから」

 

「どこもイチャコラしやがって、おいたかみなイチャコラするぞ」

 

「せ、せえへんわ(汗)」

 

「はぁー人選間違えたな」

 

「人選て言うなや、人生のパートナーやろ」

 

「出たーたかみなのドヤ顔(бвб) 」

 

ノースリーブスー!!

 

「懐かしい響き・・・またいつか出来たらいいね」

 

「やろうよやろうよ、今度はユニットコンサートしよ

ノイエとかフレキスとかDIVAとか」

 

「あぁぁ・・・・(бвб) 」

 

「なに?どうかした」

 

「ついでに告知しまーす

DIVAライブするので暇な人は行ってあげて下さーい(бвб) 」

 

「ちょ、こじぱ酷いけん」

 

「ついでとか言わんといてや(汗)」

 

「じつは小嶋さんライブの事わす「島田(怒)」

 

「いいよ、どうせ私達の事なんて

優子の二の次・・いや10の次くらいだもんな

忘れてたって仕方ないよ・・・・」

 

「詳しくはサイトに載せるので見て下さいね(бвб) 」

 

「スルーかよー」

 

「アハハハ才加が私と同じ扱いになってる(*`ω´) 」

 

「似た者同士(бвб) 」

 

「コンサートは終わりますが舞台にライブに

みんなそれぞれこれからも

続いていきます

その気持ちを込めて最後の曲になりますが

この曲をみなさと自分達に送ります

聞いてください To Be Continued」

 

今日が終わる頃 どんな一日か♪

To Be Continued

 

「ありがとうございました!!」

 

「バイバイ!バイバイ!」

 

「ねえ、なんか最後の方Kの曲多くなかった?(ΘωΘ)」

 

「そうかな?気のせいじゃない(-∀-`)」

 

「私も途中Kだったから良いけどさ」

 

「アハッ優陽とさくらをよろしく」

 

「舞台見に来てね」

 

「また会える日までバイバイ」

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