「みーちゃん、今日の帰り参考書買いに行くから着いて来て」

「いいけどそんなの無くても優子賢いじゃん」

「塾とか行けないし大学は奨学金貰いたいから」

「一年生から大変だね(ΘωΘ) 」






普段行かないような大きな本屋さん
広すぎて迷いそう(汗)


「私は漫画コーナーにいるから」

「うん、買ったら捜しに行く」


雑誌コーナーや漫画コーナーは人が沢山いるけど
ここのコーナーは人がまばらだ


このへんかな・・・・・あっ、あったでも・・・

必死に手を伸ばすけど後10センチほど足りない(汗)
みーちゃんなら届くかな・・・・

諦めて呼びに行こうとしたら横から手が出てきて

「これでいいの?」

「あ、はいありがとうございます」


エプロンをしてるから店員さんなんだと思う
でも横に来ただけですごくいい匂いがした


「高い所のを取りたかったら脚立があるので使って下さいね」


指さされた方を見るとすぐ見える所にあったから恥ずかしくなった







「優子マック寄って帰ろ」

「その前に本屋さんに行ってもいい?」

「え、また買うの?」

「う〜ん、ちょっと見たいのがあって」

「ふーん・・・別にいいけど」


見たいのがあるのはホント
ただし本じゃないけど・・・



バイトだったら今日もいるかどうかわからないけど会いたかった

レジにはいないか・・・
端からゆっくり通路を歩き探していく


いた!大学生くらいかな・・・
やばっこっちに来る(汗)

本を探してるふりをしていると


「今日は何を探しに来たの?って・・・・・囲碁か将棋をするの?」

「え!?あぁ・・・・・・お父さんに買ってあげようかなってアハッ(;´-∀-)」

「ふーん・・・・・また届かない所にあったら呼んでね(笑)」


そう言って歩いて行っちゃった


「ねえ」

「ん(-∀-`)」

「優子のお父さん将棋とかしないよね」

「う、ん(-∀-`)」

「・・・・・・・そういうことか」

「え?なにか言った」

「あの人どっかで見た事あるような無いような」

「ここで見たことあるんじゃないの」

「私ここにはほとんど来ないから違うと思う
う〜ん・・・・何処で見たんだろ」

「他のとこでもバイトしてるのかな?
思い出してよみーちゃん」

「まあ、そのうち思い出すでしょ
それより用が済んだんならマック行こうよ」

「わかった」


明日も見に来よーと(-∀-`)